国際学部国際政治学専攻の三宅理恵さんが全国スペイン語弁論大会で見事1位を獲得
奈良県の天理大学で12月23日に開催された第53回全国スペイン語弁論大会において、中京大学国際学部3年生の三宅理恵さんが優勝を果たしました。この大会は、参加者が自分で選んだテーマについてスペイン語で5分間自由に論じるもので、上智大学や慶應大学、南山大学など、全国からスペイン語を学ぶ学生が多く参加するイベントです。
(写真左から)青山怜愛さん、三宅理恵さん、岡見友里江講師
三宅さんが選んだテーマは「¿Qué es un estereotipo?(ステレオタイプとは?)」でした。彼女は、私たちが無意識のうちに持つ先入観が人を傷つける可能性について聴衆に語りかけ、ステレオタイプを批判的に捉え直す重要性を説きました。発表に向けて、吉野先生をはじめ国際学部のスペイン語担当教員らの指導のもと、原稿を何度も修正し練習を重ねてきたそうです。
特筆すべきは、三宅さんが大学2年生からスペイン語の学習を始め、スペイン語圏への訪問経験がないにもかかわらず、見事な成果を収めたことです。将来ラテンアメリカの開発に貢献することを目指している彼女にとって、スペイン語の習得は重要なステップでした。「動詞の活用が多く覚えるのが大変ですが、国ごとに異なる発音や表現に魅力を感じます」と語る三宅さん。スペイン語を話す21か国とのつながりを意識しながら学び続けています。
さらに注目すべきは、この大会で昨年も中京大学国際学部生が優勝していることです。今年もスペイン語専攻の学生が多く参加する中、2年連続での優勝は中京大学国際学部の教育力と学生たちの努力の証といえるでしょう。
大会を振り返り、三宅さんは「支えてくれた先生や友人のおかげで成果を出せました」と感謝の言葉を述べています。彼女の今後の活躍がますます期待されます。
三宅さんの発表を指導した吉野達也講師
応援に駆け付けた友人の青山怜愛さん