卒業生で90歳の浜野仁良さん、梅村学園を振り返る

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 1934(昭和9)年生まれで今年90歳を迎えた浜野仁良さんは12月6日、学園首脳陣を訪れて梅村学園での学校生活を振り返りました。浜野さんは、1946(昭和21)年に中京商業学校に入学し、翌年、学制改革により中京中学校へ転籍されました。同校を卒業後、中京商業高校へ入学、卒業後に東海銀行へ就職しました。キャリアアップのため、1954(昭和29)年に中京短期大学に入学(第一期生)し、同学卒業後の1956(昭和31)年に中京大学に編入(中京大第一期生)し、1958(昭和33)年に卒業されました。

 浜野さんは「空襲の激しい音や振動は、今でも忘れません」と当時を振り返りました。学校生活では「みんな野球が好きだったのです」と語り、中でも「工業簿記の勉強は、非常に役にたちました」と笑顔をみせました。「工業簿記の考え方が役に立ち、その結果79歳まで勤めることができました。当時は働くことで精一杯でしたが、退職を機に考えるようになり、高校や大学で学んで良かったと思っています」と語りました。

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 中京商業高校の卒業アルバムを手にする浜野さん

 はきはきと話す浜野さんは「毎朝、前日の食事メニューを思い出してノートに書きだしています。ボケないように運動や脳トレを意識して過ごしています。趣味はアコーディオンです」と、今の生活について表情豊かに語りました。

 その後、附属高校の渡邉眞佐信先生が校内を案内。浜野さんは生徒たちと笑顔で交流し、野球部の甲子園優勝旗などを手に取り、当時を懐かしむ姿が見られました。

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浜野仁良さんの校歴

1934(昭和9)年 誕生

1946(昭和21)年3月 東区の小学校卒業

1946(昭和21)年4月 中京商業学校入学/最後の中京商業学校生

※学制改革以前の実業学校は5年制。戦後、募集が再開するも、募集は1回のみ

1947(昭和22)年4月 中京中学校へ転籍/中京中第一期生

※学制改革のため

1949(昭和24)年3月 中京中学校卒業

1949(昭和24)年4月 中京商業高校入学

1952(昭和27)年3月 同校卒業

1952(昭和27)年4月 銀行に就職

1954(昭和29)年4月 中京短期大学入学/中京短大第一期生(75名)

1956(昭和31)年3月 同学卒業

1956(昭和31)年4月 中京大学編入/中京大第一期生(237名)

1958(昭和33)年3月 同学卒業

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2024/12/11

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