芦塚倫史ゼミ こどものコミュニティ創出を目指して
認定NPO法人 Being ALIVE Japan(以下、Being ALIVE Japan)主催の「スポーツ祭」が11月9日、豊田キャンパスで開催され、家族10人が参加しました。このイベントは、病気のあるこどもたちとそのきょうだいが、大学生アスリートと一緒にさまざまなスポーツ体験をするイベントで、スポーツ科学部の芦塚倫史ゼミと中京大学体育会が協働で運営しました。運動会で行われる玉入れや障害物競走などを、こどもたちの身体条件と体力に合わせる工夫をして企画しました。Being ALIVE Japanの代表を務める北野華子理事長は、イベント冒頭の挨拶で「ひとつでも多くできることを発見して、楽しんで過ごしてほしいです」と伝えました。
イベントへの思いを述べる北野華子理事長
企画説明をする芦塚ゼミ(左から2人目はリーダーの山田菜摘さん)
参加者は、初め緊張した面持ちで説明を聞いている様子でしたが、イベントが進むにつれ笑顔が多く見られました。楽しそうにキャッチボールを行うこどもたち。ボールがうまく投げられると「やったー!」と歓声をあげ、大学生と笑顔でハイタッチしていました。イベント最後の企画である障害物競争では、大学生とコミュニケーションをとり、お題を達成してゴールするこどもたち。その表情は、達成感と充実感溢れる様子でした。
このイベントのリーダーを務めた山田菜摘さん(スポーツ科学部4年)は、「このイベントは1回限りのものにしたくないです。今回のように新しいイベントを企画して開催することも大切ですが、既存のイベントに私たちが参加することも考えています。参加者の交流の幅が広がり、より深いコミュニティの創出につながることを願って、今後も活動を続けていきます」と力を込めました。今回の企画は、山田さんの一つ上の代がやりたいと温めていた企画であり、先輩の思いを受け継ぎ実現しました。企画を実現するためにベストを尽くし、ゼミ生同士のチームワーク、そして参加者に敬意を持って取り組む芦塚ゼミ生の姿勢は、本学の四大綱を体現している様子でした。
アルティメットを上手に行うこどもたち
障害物競走のゴールで笑顔を見せる参加者
イベント終了後、大学生と記念撮影する姿も
充実した表情を見せる芦塚ゼミと芦塚倫史准教授(後列中央)