経営学部/中村雅章ゼミ 洋菓子3種を企画・販売
フードロス削減とダイレクトトレードがテーマ

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 経営学部中村雅章ゼミ3年の岩村菜々さんと加藤彩乃さんは、フードロス削減とダイレクトトレードをテーマとした洋菓子3種を、11月3日の中京大学祭で販売しました。販売した洋菓子は、スイーツに関するプロフェッショナル集団の『SweetsHERO』と共同で開発。販売したのは、梅のヴィクトリアケーキ、中京大学マークのバターサンド、チョコパウンドケーキの3種です。

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 大学祭で販売する様子

 梅のヴィクトリアケーキは、中京大学附属中京高等学校の校庭にある梅の実を使用。同校の伊藤正男校長から、梅の実が利用されていない現状を伺い、今回活用することを決定しました。中京大学マークのバターサンドは、金虎酒造から、梅酒製造後廃棄される梅の実を提供いただき、再利用しています。チョコパウンドケーキは、『choco rico』の協力で、ダイレクトトレードのチョコレートを使用しました。ダイレクトトレードとは、生産者と販売業者が直接取引を行うことで、生産者と密接した関わりを持ち販売することです。

 SweetsHEROと何度も打ち合わせと試作を重ね、素材の良さや食感を引き出せる洋菓子の種類を検討するとともに、見た目にもこだわりました。

 大学祭当日は3種の洋菓子合わせて約140個用意し、全て完売。購入者から好評のコメントが寄せられました。

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 伊藤正男校長(写真左)に活動報告する様子

学生のコメント

 大学祭での販売が決まった当初、売り切ることができるか不安でした。POP制作と販売時の声掛けなどで工夫を凝らしたことで、完売することができました。非常に達成感を得られました。一つひとつの商品に込めた思いを説明して販売したため、フードロスやダイレクトトレードをより多くの人に知ってもらうことができたと思います。

岩村菜々

 プロジェクトの目標を設定し、企業と打ち合わせを重ねていく中で、私たちが考案したアイデアが形になっていくことに、とてもやりがいを感じました。母校は附属高校であり、高校卒業後もゼミ活動で関わることができとても嬉しく思います。大学祭当日はたくさんのお客様に「美味しい」と言っていただき、私たちの活動を知っていただく機会にもなりました。フードロスやダイレクトトレードは、社会問題の一つです。今後も継続的に活動していきたいです。

加藤彩乃

2024/11/25

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