スポーツ科学部來田ゼミが豊田市立根川小学校でユニファイドスクール初回授業を実施
中京大学と公益財団法人スペシャルオリンピックス日本(以下、SON)が連携し、豊田市立根川小学校で「ユニファイドスクール」の初回授業が10月23日に行われました。この授業には中京大学の來田教授とそのゼミ生が参加し、小学4年生から5年生までの150人の児童たちと共にフロアボールを体験しました。
フロアボールは、知的障害のある人とない人が一緒に楽しむことができるユニファイドスポーツの一つです。体育館では、学生たちが主体となり、子供たちにフロアボールの基本ルールやスティックの使い方を教えました。学生たちは前日まで指導要領を何度も練り直し、準備を重ねてきました。
來田教授は、「スポーツを通じて、お互いの理解を深めることが大切です。全員が楽しめる場を作ることが目標です」と語りました。
中京大学のゼミ生たちも積極的に児童たちをサポートし、和やかな雰囲気の中で授業が進行しました。参加したゼミ生からは、「小学生が対象ということで、様々な事態に対応できるよう前日まで準備をしていました。子供たちが楽しんでくれて安心しました」と話しました。
参加した小学生からは、「フロアボールは初めてだったけれど、みんなと一緒にやるのが楽しかったです。大学生のお兄さんが優しく教えてくれました」と笑顔でコメントしました。
このユニファイドスクールは、障害のある子供たちとない子供たちが共にスポーツを楽しむことで、お互いの理解を深めることを目的としています。本事業は今後も豊田市内の他の小学校で続けられる予定です。
今回の授業を通じて、子供たちはスポーツの楽しさだけでなく、共に協力することの大切さも学びました。今後も中京大学とSONの連携により、ユニファイドスポーツの普及と共生社会の実現に向けて取り組んでいきます。