スポーツ科学部石堂典秀ゼミ×nulab
チームでプロジェクト遂行を学ぶ
スポーツ科学部石堂典秀教授のゼミは9月25日、プロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」を提供する株式会社ヌーラボ(以下、ヌーラボ)と連携し、チームでプロジェクトを遂行する力を、ボードゲームを用いて学びました。東海エリアでヌーラボとの連携講座の開催は、今回が初めてです。
石堂ゼミは、スポーツ政策を学び、スポーツを活用した街づくりについて研究していて、今回3年生21人が参加。プロジェクト管理の要素が可視化されたボードゲームを通じて、チームワークやプロジェクト成功のコツ体得を目指しました。ヌーラボが開発したボードゲーム「プロジェクト テーマパーク」を用い、同社広報の安立沙耶佳さんとエンジニアの渡邉祐一さんが解説しました。
ゲームを進める学生たち
今回使用したボードゲームは、残り6か月でテーマパークを建設しなければならない状況からスタート。学生たちは役割カードに描かれたキャラクターになりきり、天候や個々のやる気からその月の建設計画を設定。やる気を消耗しながら計画を進め、計画通り遂行できたらチームの信頼度はアップし、遂行できなければ信頼度はダウンします。チームで信頼度を保持したまま、建設ノルマのクリアを目指すゲームです。個々のやる気数値は互いに目で確認することができないため、やる気状態を伝え合いながら、いかに失敗なく遂行できるかが鍵となるゲームです。
学生たちはプロジェクト遂行のコツについて「与えられた役割からできることをメンバーに伝えること」「メンバーのやる気を確認し、計画的に有給休暇(やる気復活)を取得すること」と振り返りました。ヌーラボの安立さんはゲーム開発者のコメント「ゲームだからこそ、失敗と仲良くなることが大切」と紹介。さらに「やる気ポイントが低くても、クリアできるタスクがあったかと思います。できることから取り組むこともポイントです。また、失敗すればするほど上手になるのが早くなります。PDCAを早く回して早く上手になることも大切です」と伝えました。
プロジェクト遂行のコツを発表する姿