経営学部齊藤毅ゼミ 八事山興正寺で
高齢者による小学生向けの夏休みワークショップを開催
経営学部の齊藤毅ゼミは8月19日、八事山興正寺と協力し、高齢者と小学生(低学年生)の交流を目的とした夏休みワークショップを開催しました。
ワークショップでは、風鈴や灯篭をつくる工作体験の時間、夏休みの宿題やクロスワードに取り組む時間が設けられ、これらの時間を通じて参加者(高齢者8人・子ども8人)が交流しました。
参加者からは「久しぶりに子どもたちと触れ合うことができて、とてもありがたい機会でした(高齢者)」「おばあちゃんとたくさんおしゃべりできて楽しかった(小学生)」といった感想が寄せられました。
この企画は、ゼミ活動で軽度認知障害(MCI)について学んだことがきっかけです。MCIについて調べる中で、学生たちが「MCIの回復に向けて、高齢者と子どもが交流する場をもっとつくることができないか?」と思い立ち、今回のイベントを開催しました。今後の取り組みとして、イベントで学んだことを踏まえながら、MCI回復に向けた事業プランを立案し、秋のビジネスプランコンテストに応募する予定です。
学生コメント
試行錯誤しながら企画したこの交流会に対して大きな不安はありました。しかし、高齢者の方々は子どもとの接し方が上手く、この取り組みを通して私たちの考える事業の不安が解消され、非常に有意義な経験となりました。高齢者と子どもの交流の必要性を強く感じ、私たちの考える事業に自信を持てる良い機会となりました。
3年 渋谷有香
小学生と高齢者の交流会を通して、子どもたちの楽しそうな表情や高齢者の方の温かい眼差しを感じることができました。この体験から秋のビジネスコンテストに向けて、働く保護者や高齢者の認知症予防に役立つ事業をより明確にしていきたいです。
3年 竹矢みひろ
秋に開催されるビジネスコンテストに向けて、今回夏休み交流会を開催しました。企画・打ち合わせ・ビラ配りなど一から自分たちで作り上げ、子どもたちや高齢者の方々が楽しんでいる姿を見て、達成感を感じ、価値ある経験を積むことができました。
3年 松尾理玖
このような取り組みを行うのは初めてだったので不安なことも多くありました。しかし、その不安が吹き飛ぶくらいに参加者が楽しんでいる様子だったので、とても嬉しかったです。同時に、学童を運営することの楽しさと難しさを知る貴重な体験となりました。
3年 永川健斗
高齢者の方が積極的に小学生に話しかけている姿が見受けられ、参加者も運営側の私たちも楽しめるイベントとなり、またこのような機会が作れればいいなと思いました。そして今後、今回の交流会で新たに判明した問題点などに向き合い、秋のビジネスコンテストに向けて準備を進めていきたいです。
3年 黒坂更紗