公務員講座 中日新聞社の講師が新聞の重要性を伝える
資格センター主催「公務員準備(人物+作文)」講座で9月4日、中日新聞社から講師を招いた新聞活用講座が開催されました。3年生を対象とした午前の部では、中日新聞教育支援事務局事務局長の野村由美子氏が講師を務めました。新聞を読むことで視野を広げ多角的に物事をとらえ、コミュニケーションスキルの向上を目的としたプログラムが実施されました。4~5人のチームに分かれ、各々気になった新聞記事を選び、なぜその記事を選んだのかをチームメンバーに発表。チーム内で共通点を見出し、1枚の模造紙に「〇〇新聞」と題し、講師や受講生を前にして発表しました。あるチームは「きぼう新聞」と題し、各々選んだ記事が将来への希望があるという共通点を見出し発表しました。講師の野村氏は「自分の経験に基づき記事を選び、チーム内の議論も活発にしている印象を受けました」と講評を述べました。チーム別発表を終えると、野村氏は「新聞は人生を豊かにする道具です。朝刊は、新書1冊分の文字があり、ジャンルも様々。新聞を活用し、話題の引き出しを作ることが重要です」と新聞の重要性を伝えました。
発表に向けてチームで取り組む様子
新聞の効果を伝える野村氏
午後は2年生を対象としたプログラム「伝わる文章の書き方」講座が実施されました。講師を務めたのは中日新聞教育支援事務局 教育支援委員の梅本秀基氏です。梅本氏はプログラム冒頭、「作文はセンスではなく技術です。コツさえつかめば苦手意識なく文章が書けるようになります」と伝えました。さっそく講義が始まると、参加した学生たちは集中した様子で梅本氏の話を聞き、メモを取り始めました。文章は短文を作り肉付けしていく、という方法を学んだ学生たちは講座内で実践を繰り返し、文章のコツを身につけていました。講義を終えた学生たちは「文章作成に苦手意識がありました。短文で組み立てるというポイントを押さえて文章を書いていきたいです」「講座内で実践を繰り返すうち、コツを掴めたような気がします」と講座内で自身の成長を感じている様子でした。
伝わる文章のコツを伝える梅本氏