硬式野球部 6年ぶり全国大会へ 中部大に勝利収める

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 愛知大学野球連盟春季リーグで5月18日から20日にかけて、中京大学と中部大学が対戦し、3戦2勝で中京大学が見事勝利を収めました。愛知大学野球連盟1位校として、第73回全日本大学野球選手権大会に出場します。

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 第1戦は5月18日、熱田愛知時計120スタジアムにて行われました。この日は本学の応援イベントが開催され、部員の保証人、学生、卒業生、教職員など約130人が訪れました。

 この日30.2℃を記録し、快晴の中スタートした第1戦。本学の先発は、第1週の名城大学戦で完全試合を達成した髙木快大投手(3年)。3回表、秋山俊選手(3年)が2アウト1、3塁の1ボール1ストライクからライトへヒットを打ち、先制点を奪い順調な滑り出しとなりました。しかし、3回裏に中部大学が同点に追いつくと、どちらも流れを譲らない展開となりました。4回、7回には中京大学の積極的な打撃でそれぞれ1点ずつ追加し、そのまま逃げ切り3対1で中京大学が勝利を収めました。

 スタートから一度もリードを許さないゲーム展開と、この日完投した髙木投手の安定した投球に、本学側の観客席は大きく盛り上がりました。応援イベントによって多くの観客が来場した今回の試合。初めて大学野球を観戦した学生は「この機会にどんな選手がいるのか、推しの選手を見つけたい」と語りました。

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 第1試合終了後インタビュー

 髙木快大投手(先発で完投勝利)

 ―今日はどのような意気込みで挑みましたか?

 今後に繋がってくる試合なので、一戦目勝ちたいなという気持ちでした。

 ―中部大学の打線については、いかかでしたか?

 「打の中部」と言われていますが、戦う前から見上げることなく試合に挑もうと思いました。

 秋山俊選手(先制点を含む2打点で勝利に貢献)

 ―今日の試合を振り返っていかかでしたか?

 大事な試合として捉えていたので、勝つことができて良かったと思っています。

 ―第2戦に向けての意気込みをお願いします。

 今日は勝てたので、リセットしてもう一回明日から全員で戦っていきたいと思っています。

 半田卓也監督

 ―今日の試合振り返っていかがでしたか?

 髙木が自分の持っている力を出してくれたのは、一番大きかったのかなと思います。

 ―今日の勝因は何でしょうか?

 ここまで来たら誰がということより、みんなで戦うということが大事だと思います。上手くいくこと、いかないことがあるとは思いますが、そういうことに一喜一憂せずに落ち着いて一歩ずつ自分たちのやることをみんながやるってくれたのではないかなと思います。

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インタビューを受ける半田卓也監督(左)、取材する森岡奈未さん(右)

 第2戦は5月19日、豊田市総合運動公園野球場で開催されました。先発は柴田青投手(3年)。2回裏に、主将の桑原大紀選手(4年)が力強く打ち、ライト越えの1号ソロホームラン。続いて森瀬敬太選手(3年)が、1アウトランナー3塁の初球からセンターへヒットを打ち、この回2点を先制しました。しかし、3回以降中部大学のホームランやヒットにより、勝ち越され、2対4で敗戦。全国大会出場の代表争いは翌日の第3戦に持ち越しとなりました。

 最終戦となる第3戦は5月20日、名城大学日進総合グラウンドにて行われました。先発は安藤利玖投手(4年)。5回まで両者得点を許さない展開の状況が続き6回表、中京大学の攻撃で秋山選手がレフトへのツーベースヒットを放ち先制。続く川瀬譲二選手(3年)がランナー1、3塁の初球から、レフトへのヒットでこの回2点を獲得しました。6回裏には初戦に先発した髙木投手が継投しましたが、中部大学がレフト越えのホームランを打ち1点を奪われました。9回表、最後の攻撃となった中京大学。加藤麗桜選手(3年)が2アウト2塁の初球、ツーベースヒットを放ち1点追加。そのまま逃げ切り、3対1で中京大学が優勝を果たしました。

 同部は5季ぶり43回目の優勝、6年ぶり20回目の全日本大学野球選手権大会に出場します。初戦は6月10日(第1日目)第2試合11時30分から、日本文理大学(九州地区大学野球連盟北部代表)と明治神宮球場で対戦予定です。引き続き、応援していきましょう!

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取材 学生広報スタッフ「ライト」

文・写真:森岡奈未(文学部2年)

写真提供:硬式野球部

当日の様子は大学公式Instagram、スポーツ振興部公式X(旧Twitter)でもご覧になれます。

中京大学硬式野球部・全日本大学野球選手権大会出場への支援金のお願い

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2024/05/23

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