岸大貴さん、ハルトノ教授 第18回信号処理学会論文賞
岸大貴さん(2021年度工学研究科修了)とハルトノ教授の論文「痛覚錯覚を用いたインターフェースの開発」が第18回信号処理学会論文賞を受賞しました。2020年5月号から2023年3月号までに同学会の会誌に掲載された論文の中から見事選ばれました。
今回受賞した研究は、「痛み」に着目した内容です。人や動物の生命を守るための最も重要な信号の一つに「痛み」があります。人類が痛みを伴わないように行動するように、工学の世界でロボットが危険な状況に置かれた際に、オペレーターに「痛み」を知らせるために、「熱」の刺激を利用して知らせるという研究です。人類の原始的な信号である痛みを、ロボットに応用することで、より人間らしい動きを目指しています。
コメント
コロナ禍の制限下で思うように研究が進まず苦戦することもありましたが、今回このような賞を受賞できたことを大変喜ばしく思います。本研究を進めるにあたり、日頃からご助力いただいたハルトノ先生ならびに、実験に協力していただいたゼミのメンバーには大変感謝しております。
現在は社会人として日々勤しんでおりますが、研究活動で培った経験と実績は様々な局面で今後の励みになると思います。今後もより一層活躍できるよう取り組んでまいります。