中京大学チャレンジ奨励金プロジェクトが終盤戦! 活動報告会まで残りわずか

 2022年度中京大学チャレンジ奨励金プロジェクトに採択された6つのグループの活動が、1月31日をもって終了となります。昨年の7月より約半年間、精力的に活動していた彼らのチャレンジも、2月下旬の活動報告会を残すのみとなりました。
 今回、最終活動報告書の作成が佳境となった全6グループのうち、3グループの活動を紹介します。

SDGs絵本プロジェクト

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 経済学部3年の粕谷さんのチャレンジは「絵本というアプローチで、幼少期のこどもたちにわかりやすくSDGs を伝える」ことです。
 昨年度、粕谷さんは、チャレンジ奨励金プロジェクトではなく、クラウドファンディングを用いて絵本の制作を行いました。続編を制作するにあたって再度クラウドファンディングを実施することも考えたそうですが、まだ挑戦したことのないことをしたいという思いから「チャレンジ奨励金プロジェクト」に応募。「フェアトレード」をテーマにした絵本は12月に完成し、現在は、SNS などを通して全国の幼稚園、保育園、児童施設、病院などに寄付してています。

今回粕谷さんが作成した絵本はこちらからDLできます
粕谷さんの過去の作品(クラウドファンディングで制作)はこちら

■学生のコメント

 無事に絵本を作成できて良かったです!まずは関わってくださった全ての皆様に感謝申し上げます!チャレンジ奨励金プロジェクトの制度を通して、自分の思いを形にする経験を積むことが出来ました。やりたいことがあるけど、前に一歩踏み出せないでいる中京大学生は、ぜひ来年度のチャレンジ奨励金プロジェクトにエントリーしてみてください!

アプリ開発でモルックを有名に

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 工学部の有志で結成したモルックチームのチャレンジは「アプリを開発しマイナースポーツであるモルックを普及させる」ことです。
 モルックとはフィンランド発祥のスポーツで、ボーリングとダーツを組み合わせたようなスポーツです。近年テレビなどでも取り上げられるなど、知名度を上げてきているものの、独特な得点計算が普及の妨げになっていました。彼らは工学の知識を活かし、ルールの確認や得点計算を気軽に行うことができるアプリの開発に成功。またアプリ開発の傍らで、学内外の様々なイベントに参加し、積極的にモルック普及活動を行いました。

アプリの写真.png■学生のコメント

 期間内のリリースこそ叶いませんでしたがチームでのモノ作りならではの難しさや、連携の大切さを学ぶことができました。私たちが授業で勉強したプログラミングの知識を生かすことのできる活動であったため、工学部生として非常に良い経験をさせていただきました。本活動に関わってくださった全ての方々に心より感謝いたします。

中京大学アクティブ・ラーニング<キャラバン>

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 文学部の教職課程履修者で構成された<キャラバン>のチャレンジは「アクティブ・ラーニングを活用した教育イベントや実際の小中高生を対象にした授業・行事を行う」ことです。
 彼らの活動は、その性質上、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けましたが、高鷲中学校や熱田高校など実際の教育現場に赴き、授業やイベントを行った他、文化の道二葉館での読書イベントを開催するなど、コロナ禍でも柔軟かつ精力的な活動を行いました。
 なかでも蒲郡市文化協会と共催した「短歌道場」は雑誌や新聞でも取り上げられ、とても白熱したイベントとなりました。

■学生のコメント

 キャラバンの活動は、たくさんの方々に協力していただいたおかげで成功することができました。活動を通して、自分の目指す教員像が見えてきたり、イベントの企画運営の方法を学んだりしました。関わってくださった方々に感謝しています。
 チャレンジ奨励金プロジェクトの事業に採択されて、この一年間はとても充実したものとなりました。ありがとうございました!

補足

※中京大学チャレンジ奨励金プロジェクト(https://www.chukyo-u.ac.jp/support/studentlife/a15.html

チャレンジ奨励金プロジェクトは、チャレンジ精神を持つ学生や学生が構成する団体に対して奨励金を給付する制度です。大学の主人公である学生が、様々なことに積極的に取り組む環境を整備することを目的として、2020年度に開始しました。

3年目となる今年は17組の応募があり、書類審査やプレゼンテーション審査を突破した6組が約半年間の活動を行いました。今後は、2月下旬に最終活動報告会を行い、最優秀賞が決まります。

2023/01/27

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