中京大学経済学部×富士通株式会社 「キャリア教育共創プログラム」で企業人が講義

 富士通株式会社の派遣講師による講義が12月9日、名古屋キャンパスで行われ、経済学部の合同ゼミとして釜田公良教授と平澤誠教授、齊藤由里恵准教授、西本和見准教授が指導するゼミ生約120人(3限、4限で各60人)が受講しました。

 本講義は、一般社団法人中部経済連合会(中経連)の産学共創によるキャリア教育(人材育成)実践策「キャリア教育共創プログラム」の一環として行われ、今回は富士通Japan株式会社の小泉裕之さんが講師を務めました。「ICT業界の仕事」をテーマに、「ICT」の説明から仕事内容、通信の進化など業界全体の動きなどについて説明されたほか、富士通が理化学研究所と共同開発し、最新の性能ランキングでは4期連続4冠を達成したスーパーコンピュータ「富岳」の話にも触れ、その活用方法や事例などについても紹介されました。小泉さんは講義の最後「これから未来を創る皆さんへのメッセージ」として「学生のうちから広く一般教養を身に着けて、デザイン思考などを培うことができると良いと思います。何にでも好奇心を持って豊かな発想力のもと、さまざまなことに取り組んでください」と伝えました。

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小泉さんによる講義

 また小泉さんの講義のあと、同社の金城靖幸さん、道上理恵さんが登壇し、学生と年齢が近い若手の立場から、これから就職活動する学生にアドバイスを送りました。

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自身の就職活動の経験について話す金城さん、道上さん

 講義後には学生から「AIに興味がありました。これからどうなっていくのか、今回のお話を聞いて少し知ることができました。AIやIoTが発展し、今後導入していくことで人の仕事がなくなったりする可能性はないのですか」と質問があがり、小泉さんは「人間が中心になり、人間がAI、IoTを使うという形があれば、豊かな方向で使っていけるのではないかと思います」と答えました。

2021/12/13

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