2021年度入学式 3,366人が新たなスタート
中京大学の2021年度入学式が4月1日、日本特殊陶業市民会館(フォレストホール)にて行われた。学部生3,295人、大学院生71人の計3,366人が中京大学での新しい生活へのスタートを切った。
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新型コロナウイルスの流行を受け、対面での開催は2年ぶりとなった入学式。混雑緩和のため例年の午前午後の二部制から三部制に変更したほか、会場内は、座席数を絞り、壇上に飛沫防止のアクリル板を設置するなど、感染対策に万全を期した上での開催となった。
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梅村総長・理事長、学長 |
梅村清英学長は式辞で「中京大学の教育の基本方針は『自ら考え、行動することのできる、しなやかな知識人の育成』です。『しなやか』とは『難局にも、くじけない、柔軟で強い』という意味です。まさにこの転換期に必要とされる資質であるといえるでしょう。大学は高校とは異なり、自らがテーマを決め、主体的に学んでいく場です。意欲を持って学び、考える力を養い、自分自身の可能性を大いに広げていってください」と新入生へのメッセージを送った。
式辞を受けて、新入生代表による大学生活への期待と希望が込もった宣誓が、各部で述べられた。
式典終了後、スポーツ科学部の新入生として、フィギュアスケートの山下真瑚さんと浦松千聖さんが記者会見に応じた。
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(左から)浦松さん、山下さん |
山下さんは「小学校、中学校、高校とずっと地元愛知県でスケートをやってきました。中京大学に入学して、これからまた愛知県で4年間を過ごすことができるのが嬉しいです。地元の人たちに応援していただけるようなスケートを見せたいと思います」と地元への想いを語ると、浦松さんは「入学式という看板を見て、改めて大学生になったのだと実感しました。学業とスケートの両立は不安もあるけれど楽しみです」と新生活への意気込みと、「新シーズンに向けて、まずは全日本選手権の出場を目指していきたい」と競技面での抱負を語った。
-各部での新入生代表の宣誓- ※一部抜粋
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一部代表・桂田佑奈さん(国際学部)
大学での勉学の中で、時には挫折することもあると思います。しかし、失敗を恐れず立ち向かっていくことで、喜びと期待に満ちた大学生活にしていきたいと考えています。夢の実現に向けて勉学に励み、学生生活が実り多きものになるよう努力します。そして中京大学の学生であるという自覚と誇りを持ち、責任ある行動をとり、自らを向上させていきます。
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二部代表・渡會真悠さん(経済学部)
本学の建学の精神は『学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ』です。この精神は、知識を学ぶだけでなく、心と体も鍛え人間味のある人となり社会に役立つ思考力や決断力・実行力に優れた人になるということだと思います。つまり、今のような状況の中でも、生き抜く力を得ることなのです。そのため、大学生活ではどんなことも主体的に学び、教職員の方々、先輩、そして共に過ごす友人との出会いと関りを大切にしながら成長していきたいと思います
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三部代表・井川快斗さん(スポーツ科学部)
私は将来プロのアスリートチームで働くスポーツトレーナーになりたいと思っています。人気が高く、とても難しいことだと聞いています。今年新設されたトレーナー学科は私の夢の実現に必要な知識、技術を学ぶことが出来る素晴らしい環境があります。その環境の中で夢の実現に向け努力したいと思います。新たな仲間とともに中京大学の一員としての自覚と誇りを胸に、その名に恥じない振る舞いを心がけていきます。