総合政策学部 オフィスラリーで1年生が各プロジェクト研究を訪問

 総合政策学部は、学部1年生が2年春学期からプロジェクト研究に所属するための応募要件として「オフィスラリー」を行っている。

 総合政策学部のプロジェクト研究は、ゼミといわれる少人数制演習型の授業で、特に一般的なゼミよりも能動的学修に傾注した授業を指す。11月の応募までに1年生は総合政策学部独自の取り組み「オフィスラリー」として各研究担当教員を訪問する。今年度は秋学期で2人以上の教員を訪問することがプロジェクト研究応募の条件になっており、興味のある研究室の教員と直接話すことができる機会として1年生は多くの研究室を訪問して回る。

 また、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため研究室に入れる人数は教員の他に2人までと制限され、人数が多くなる場合は教室を借りて行われた。

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名古屋キャンパスの教室内で密を避けて行われたオフィスラリー

 「居住福祉」をテーマにしている岡本プロジェクト研究(岡本祥浩教授)は、1対1の対面でオフィスラリーを実施。10月8日は予約した1年生3人がそれぞれ時間を分けて研究室を訪問し、約30分間、岡本教授にプロジェクト研究や研究内容について質問した。岡本教授は、「通常1年かけてプロジェクト研究をじっくり選ぶことができるが今年は難しい。教員との相性もあるため、多くの先生を見て選んでほしいです」と述べた。

 また、大森プロジェクト研究(大森達也教授)は、経済学を用いて、少子・高齢社会における社会保障や教育などの問題について分析し、その解決策を模索していく研究室で、オフィスラリーは先輩である2年生を交えて対面で実施された。予約した1年生70人は日時指定で2人ずつ振り分けられ、事前にALBOで配布された資料を読んだうえで訪問する。10月9日に訪問した1年生は、大森教授と2年生4人に対して「各学年の主な活動内容」や「卒論のテーマ」、「ゼミとアルバイト、サークルとの両立」「就職活動」などについて聞いた。大森教授は研究室について「0で入って100で卒業してもらう研究室。自分で基礎を学修し、自ら進んで活動する学生に向いています」と説明した。

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フェースガードをして研究室で対面で質問に答えた岡本教授 卒論について説明する大森教授(左)と2年生の先輩4人

2020/10/14

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