2020年度春学期のオンライン授業 
講義ごとにさまざまな形式で実施

 中京大学は、コロナ禍により2020年度春学期の講義をオンラインで行っている。5月7日から本格的に講義がはじまって約2か月が経過し、ゼミや学部固有科目、全学共通科目ではパワーポイントスライドを用いたオンデマンド型授業からパソコン上でリアルタイムに指導・議論する同時双方向型の授業など、講義ごとにさまざまな形式で行われている。

 総合政策学部長の大森達也教授のプロジェクト研究(ゼミ)は、Zoomを使用した同時双方向型で授業が進められている。7月3日に行われた3年生のゼミでは、4グループにわかれて設定したテーマについて、学生たち自身で調査した内容を発表した。

 「新型コロナウイルスの影響」をテーマに経済への影響などを調査しているグループの谷口奈都さんは、「グループごとに打ち合わせをすることが多いゼミなので、オンラインで時間が合わせやすくなり、議論が進めやすくなった。ただ、通話のみ(ビデオが無い状況)だと話している人の顔が見えないためやりにくいこともあります」とオンラインならではのメリット、デメリットについて話した。

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分析方法について指導する大森教授 谷口さんのグループの発表資料
大森ゼミ生提供③.jpg
自宅で参加する谷口さん

 また経営学部長の中村雅章教授のゼミでも同様にオンラインの同時双方向型で授業が進められている。7月6日の2年生のゼミは学生20人ほどが出席し、企業との連携で進められている2つの商品開発プロジェクトについて進捗報告を行った。連携企業との打合せもオンラインで実施されているといい、産学連携活動も工夫して進められている。 

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ゼミ生から報告を受ける中村教授 自宅から参加する中村ゼミ2年の木村天音さん

 オンライン化で教員、学生は授業の進め方や参加方法について、それぞれ講義ごとに異なる形式でコロナ禍の状況に対応している。

2020/07/06

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