スポーツ界・芸能界などで活躍する卒業生からの応援メッセージ

スポーツ庁長官 室伏広治さん

建学の精神の「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」とあるように、文武両道で取り組むことは大事なことだと思いますし、中京大学はそれが実現できる環境だと思います。素晴らしい先生方がたくさんいるので、一人の先生だけでなく、たくさんの先生方の話を聞いて、自分に何が向いているのかを見つけてください。コロナ禍で直接人と会うことが難しい状況ですが、その分オンラインでたくさんの人と交流できると思って頑張ってください。

私自身、中京大学にはお世話になり、たくさんの方々に応援していただきました。コロナ禍で大変な状況ですが、それを乗り越えて皆さんと頑張っていきたいと思います。在学生の皆さんは、オンライン授業などで大変かと思いますが、いろいろな先生方に相談したり、オンラインならではの交流を深めたりして、この状況を乗り越えてください。そうして、ますます中京大学が発展していくことを応援しています。

室伏広治

静岡県出身
元陸上競技ハンマー投げ選手。2000年シドニー五輪から2012年ロンドン五輪まで4大会連続で出場。2004年アテネ五輪では、ハンマー投げで日本人の投てき選手として初めて金メダルに輝いた。2007年9月に本学体育学研究科博士課程を修了後、体育研究科研究院客員教授、スポーツ科学部准教授を経て、2020年10月1日付でスポーツ庁長官に就任。就任直前の2020年9月まで日本オリンピック委員会(JOC)理事を務めた。

オリンピアン 伊藤みきさん

新入生のみなさん、コロナ禍の中でようやくオンラインでの授業が始まったと聞きました。
不安な毎日が続いているかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか?私は、今から14年前、みなさんと同じように、新入生として中京大学に入学しました。夢と希望に満ち溢れ、その時に出会った友人たちは今もかけがえのない仲間ですし、私の人生の伴侶となった主人も、同級生のひとりでした。フリースタイルスキーモーグルの日本代表選手として活動をしていた私は、高校生で既にトリノオリンピックの出場経験があり、大学に入学した当時は、次のオリンピックでは絶対に金メダルを取るんだと強く思っていました。その後、3大会連続でオリンピックの日本代表選手に選ばれましたが、メダル獲得には至らず、昨年2019年に現役を引退しました。長い競技人生の中で、私が一番大事にしてきた言葉は「Do!」です。

何かあると人は歩みを止めてしまいがちです。悩んでその場に立ちすくんでしまいがちです。
でも、そんなときこそ、「Do!」。この言葉は、私が大切にしてきた言葉です。母校の近江兄弟社高校の校訓でもありました。悩んでもいいし、考えてもいい。だけど、「Do!」し続けること。私はこの言葉とともに、さまざまな試練を乗り越えてきました。みなさんも、今置かれている状況に、不安が募る日々かと思いますが、そんなときこそ「Do!」です。学びをやめないこと、しんどい時こそ、立ち止まらず動いている。そして目の前だけじゃない、もっと幅広い視点を持って、楽しむ工夫をしてみることを、自戒の念を込めて記しておきます。「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」学生の皆さんが、今ある世界で自身の力をつけて、羽ばたかれることを期待しています。

伊藤みき

滋賀県出身
元フリースタイルモーグルスキー選手。2006年トリノオリンピック、2010年バンクーバーオリンピック、2014年ソチオリンピック 各日本代表選手。ソチ五輪前年には念願のワールドカップ初優勝、世界選手権2種目で銀メダルに輝く。モーグル三姉妹と知られている。

プロフィギュアスケーター 安藤美姫さん

安藤美姫

1987年生まれ。愛知県名古屋市出身。
9歳で本格的にスケートをはじめ、14歳のときに出場した2002年ジュニアグランプリファイナルで、女子の公式競技会では史上初となる4回転サルコウ成功という快挙を成し遂げた。2006年にトリノオリンピックに出場、翌2007年には世界選手権で初優勝を果たした。2009-2010シーズンには、グランプリシリーズ ロシア杯、NHK杯と連続優勝、バンクーバーオリンピック(2010年)に出場し、5位入賞。2010-2011シーズンはグランプリシリーズ 中国杯、ロシア杯連続優勝、全日本選手権では優勝を果たした。四大陸選手権でも同大会初タイトルを獲得した。世界選手権でも4年ぶり2度目となる優勝を飾った。
現在はプロフィギュアスケーターとして国内のみならず海外のアイスショーやスケート教室などに参加する他、テレビ、雑誌などのメディアでも多彩に活躍。

パラ陸上競技選手 佐藤圭太さん

コロナウィルスの蔓延により、学生の皆さんはこれまでとは全く違う生活に直面しているかと思います。自分の力ではどうしようもできないことも多くなり、そしてそれは皆さんに苦難を強いることがあるかと思いますが、こんな時だからこそ自分自身に目をむけ、自分の"意思"というものを大切にしてください。その意思というのは必ず皆さんの挑戦のエネルギーになると思います。大変な状況ですが、ともに頑張りましょう!

佐藤圭太

静岡県藤枝市出身/トヨタ自動車所属
パラ陸上競技選手。2013年度体育学部卒。在学中の2012年にロンドンパラリンピック出場、4×100mリレー4位入賞。卒業後の2016年のリオデジャネイロパラリンピック出場、4×100mリレーにおいて銅メダル獲得。

オリンピアン 寺尾 悟さん

現在、これまでにない生活に直面し不安な気持ちも大きいと思いますが、卒業してから20年近く経つ社会人の私たちでさえも不安を感じるものです。学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ。13万人を超える卒業生が皆さんを応援しています。こんな時こそ迷わずに突き進みましょう。笑顔も決して忘れずに。

寺尾悟

愛知県豊田市出身
ショートトラック競技にて、1994年リレハンメル五輪から4大会連続出場ならびに入賞。世界選手権10個のメダル獲得。全日本選手権12回総合優勝。現在、国際スケート連盟技術委員をはじめ、日本スケート連盟理事、日本オリンピック委員会アスリート委員等、多方面で日本のスポーツ界を支えている。

フリースタイルスキー・モーグル 堀島行真選手(トヨタ自動車所属・スポーツ科学部4年)

※堀島選手は卒業されていませんが、先輩という立場で後輩の皆さんに激励のメッセージをいただきましたので掲載いたします。

今年の4月から、中京大学からトヨタ自動車へと所属先を変更し、社会人として2ヶ月が終了しようとしています。ここで重大な発表がありますが、今年の4月に卒業予定でしたが、1教科単位が足りずに春学期大学生を延長することになりました。
コロナウイルスの影響で、オンデマンドでの授業や、インターネットを活用しての授業に慣れていない方ばかりだと思います。僕も、在学しているおかげでそういった授業に参加させて頂くことができました。僕にとってのいい点はありましたが、きちんと単位を取得できるように残りの時間を大切にしていきたいと考えています。
"堀島選手"も一緒に頑張っているんだな、、、と皆さんに少しでも感じてもらうことができれば幸いです。

1年生は、楽しみにしていた大学での生活もまだ、できていない状況だと思います。
通常授業ができない中で、不安な気持ちと、思っていた通りに動かない状況に苛立ちもあると思います。
大学の先生方も、一生懸命に異なった授業形態に対応していただいております。
大学という組織の中で、皆がそれぞれに皆さんのことを思い合って生活しているんだなと感じる良い機会となりました。
僕を含め、大学に在籍する学生の為に行動していただいている教職員の皆さんに本当に感謝しています。僕たちができることは、中京大学で学べることを学び、4年間を充実して過ごし、中京大学の学生として誇りを持って社会のために活躍することだと思っています。
僕は、今学期8月までの授業を頑張ります。皆さんも残された大学生活を、精一杯頑張ってください。一緒に頑張っていきましょう!

堀島行真

岐阜県揖斐郡池田町出身/トヨタ自動車所属
フリースタイルスキー・モーグル選手。2016年中京大学スポーツ科学部入学。平昌五輪出場、2017年世界選手権で日本男子史上初のモーグルとデュアルモーグルで2冠を達成。ワールドカップでは2019-2020シーズンで3勝し2年連続総合2位。ユニバーシアード金メダル獲得、全日本スキー連盟スノーアワード受賞など、多数の快挙を成し遂げ日本のスキー界を牽引している。

俳優 小西博之さん

小西博之

和歌山県田辺市出身1981年商学部商学科を卒業。
在学中に中京テレビのローカル番組で芸能界にデビューし、1982年、「欽ちゃんファミリー」の一員としてバラエティ番組のレギュラーに抜擢されて一躍有名に。2004年に腎臓がんを宣告されるが、大手術を経て治療の末に完治。この経験を語った「命の授業」が話題になり、2017年にはエッセイ『生きてるだけで150点!』を出版している。

タレント フィフィさん

中京大学在校生の皆さん、情報科学部情報科学科のOGのフィフィです。

在校生の皆さんは、新型コロナウイルスの為に授業に影響があったり、バイトも出来なかったりで大変な想いをされているかと想います。また、今後中京大学へ入学を希望されている方や、その親御さんも不安な気持ちと思います。何百年に一度の疫病を経験し、人類全体の危機に世界が悩まされていますが、今は手探りでもみんなで手を取り乗り越えていきましょう。

フィフィ

エジプト出身
テレビ、ラジオ、ウェブメディアで活躍中。2歳のときに家族で日本へ移住、中京大学 情報科学部を卒業後、渡米し、帰国後に日本の音楽関連企業に就職。その後、タレント活動を開始。出演番組はフジテレビ 「バイキング」や、テレビ朝日 「ビートたけしの TVタックル」等のトークバトル番組などのゲストからフジテレビ 「ネプリーグ」や日本テレビ 「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」などのバラエティまで幅広く出演。

元オリンピアン 松田丈志さん

中京大学在学生の皆さんへ新型コロナウイルスの影響で、世界中で大変な状況が続いています。それはスポーツ界も同じで、オリンピックも延期となり、国内のあらゆるスポーツイベントが中止となりました。人が集まることが良しとされない状況で、今後のスポーツ界をどう盛り上げていけるのか?私自身も思案しているところです。

今は世の中全体に逆風が吹いています。しかし、風向きが変わるときは必ず来ます。私は2009年にリーマンショックの影響でスポンサー契約を打ち切られ、約1年間所属先が決まらない時期がありました。所属先が決まらない時期は、先行きが見えず、泳ぐ意味があるのか自問自答していました。しかし、指導を受けていた久世由美子コーチに「いつチャンスがくるか分からない。今できることをしっかりやろう」と言われ、いつか光が差す日が来ると信じて泳ぎ続けました。約1年の空白があり、所属先が決まりましたが、その間、トレーニングだけは欠かしませんでした。その窮地を乗り越えてロンドン、リオデジャネイロ五輪でメダルを獲得することができました。

チャンスを掴めるのはいつの時代も「事前に準備をして、自己研鑽を続けた人」だと思います。苦しい状況ですが、追い風が吹くときに向けて、アクションを起こしてほしい。ふさぎ込んでいる人が多いときほど、先に動き出した人はチャンスになるはずです。この瞬間に自分と向き合い、今後の自分を想像してほしいです。私も、選手として水泳に注いだエネルギーと同じくらい、今の仕事に打ち込んでいきたいと考えています。努力している自分が好きだし、これからも自分を向上させたいと思っているからです。「自己研鑽」は選手時代で終わりではなく、生涯を通じてやっていくことだと考えています。

松田丈志

延岡市出身/東京都在住
日本オリンピック委員会(JOC)アスリート委員アテネ五輪から4大会連続で出場。北京五輪では200mバタフライで銅メダルを獲得。ロンドン五輪では同種目銅メダルと400mメドレーリレーで銀メダルを獲得。リオデジャネイロ五輪では800mフリーリレーで銅メダルを獲得。2016年に現役引退後は、スポーツの取材や解説、講演など多岐にわたり活躍している。

音楽家 三浦和人さん

今、経験した事のない状況下にいます。君が悪いのでは、決してありません。しかしながら、この状況が現実です。様々な想いが頭の中を駆け巡り、気持ちが激しく揺れ動く、その繰り返しの毎日でしょう。大切なのは、自分を見失わない事。負の感情に左右されると、心の眼が曇ってしまいます。それ故、自らの心を自ら痛めつけたり、壊す事のない様に。自分のやりたい事、やらなくてはならない事を改めて見定め、来たるチャンスにいつでも対応出来よう準備しておく事。季節は巡り、時も巡ります。

一度流れに乗れなかったと思っても、いつか必ず大切な流れに出逢います。自分を信じ、学びの気持ちを持ち続けながら、時を待ちましょう。と、僕も自分に言い聞かせながらの毎日です。一緒に進んで行きましょう。

三浦和人

兵庫県出身
シンガーソングライターフォークデュオ「雅夢(がむ)」 ロングヒット曲「愛はかげろう」

2020/06/22

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