教養教育研究院・国際教養学部の渡邊教授らが主催する国際学会 7月12日からインターネット開催
中京大学を主催校として、第23回国際電気生理運動学会(International Society of Electrophysiology and Kinesiology、ISEK(アイセック))が2020年7月12日~14日に開催されます。本学会は2年に1度、30を超える国と地域から約500名の研究者が集う研究集会です。この学会では、「筋電図」と呼ばれる筋肉を動かす際に発せられる生体電位を記録する研究手法を中心として、身体運動全般を扱うスポーツ・健康科学、リハビリテーション医学、人間工学、情報処理学を専門とする研究者が領域を横断して集結します。2016年から当学会の理事を務める教養教育研究院・国際教養学部(体育系列)の渡邊航平教授を大会長、スポーツ科学部・国際教養学部の森谷敏夫客員教授・同窓会会長(当学会の元理事長)を共同大会長、教養教育研究院・国際教養学部の太田めぐみ教授、教養教育研究院の吉子彰人助教、教養教育研究院の富田彩特任助教らを組織委員として、2017年から準備が行われてきました。当初、名古屋国際会議場での開催を予定していましたが、新型コロナウイルスの世界的流行を受けて、インターネット上での開催となりました。渡邊教授は「世界中の研究者がNAGOYAに集結することを楽しみにしていましたが、この状況下では仕方がない。一方で、現時点での参加登録者が、これまでのISEKの中では、最も多くなっている。このことは、通常の開催形式では、日程や移動、そして経済的理由から参加が難しかった研究者も参加できるというインターネット開催ならではの良い面もあるかもしれない」と話し、「現時点でできることに全力を尽くすのみ」と新しい形での開催の成功に意欲を見せています。
また、国際教養学部・渡邊ゼミに所属する学生(板谷勇吾さん、北川茉実さん、千葉美香さん、森部友里さん、国際教養学部3年生)が運営に携わり、世界中からの学会参加者へ日本の文化を知ってもらうイベントとして、大相撲名古屋場所への観戦ツアーの開催(500枚のチケットを確保できていました)および様々な言語での相撲の歴史やルールを紹介するパネルの制作を進めていましたが、残念ながら、この企画も中止となってしまいました。「学生企画は中止となってしまいましたが、この企画運営を通して海外の人たちに日本の文化を伝える難しさや奥深さを学べたのでは」と渡邊教授は学生の取り組みを高く評価しています。
なお、次回のISEKは、2022年にカナダのケベックで開催予定ですが、渡邊教授らは2024年に"今度こそ"日本で開催することを目標に、理事会へNAGOYAでのISEK開催を再び立候補したとのことです。
学会大会ホームページ(トップページでは渡邊教授の世界レベルのユーモアあふれるWelcome videoが視聴できます)
https://isek.org/2020-congress/
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