スポーツ科学部草薙ゼミ 学生によるまちづくり提案事業で「豊田市長賞(最優秀賞)」はじめ4つの賞を受賞

 スポーツ科学部の草薙健太ゼミが1月26日、豊田市産業文化会館で開催された学生によるまちづくり提案支援事業報告会で「豊田市長賞(最優秀賞)」をはじめ各種賞を受賞した。

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 同事業は豊田市と公益財団法人豊田市文化振興財団が主催で学生の発想による様々なまちづくり提案の実現を目的としている。今年度は「豊田市のPRや賑わいづくり」をテーマに行われた。

 報告会は高校生・大学生の応募者(4校37人)の中から採択された7つの企画(うち5つの企画が草薙ゼミ)が2019年9月~2020年1月にかけて行った活動を発表した。株式会社eight、株式会社こいけやクリエイト、豊田市、公益財団法人豊田市文化振興財団、豊田市青少年センター、来場者が審査員となり厳正なる投票結果から以下草薙ゼミの4チームが受賞し表彰された。

 【市長賞(最優秀賞) 子供遊具班(小塚天眞、後藤梨奈、高田彩佳)

 【優秀賞      地ビール班(清水亮佑、深谷駿希、糟谷友里、吉村奈々、豊永香音、浅川ひなた、宮川明日香)

 【オーディエンス賞 五平餅班(木村陸人、小林凌、中村杜都、末吉渓人、上野竜徳、古殿勇輔、伊藤壮太)

 【審査員賞     大人の缶蹴り班(西野翔哉、森翔汰、寺澤知希、坂根典華、迫上有唯、水谷実加、齊藤彩佳)

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市長賞(最優秀賞)・子供遊具班 優秀賞・地ビール班

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審査員賞・大人の缶蹴り班

・小塚天眞(スポーツ科学部スポーツ健康科学科3年)
 私たちは、豊田森林組合さん協力のもと豊田市の木で木製遊具を作りました。なぜ私たちが子ども遊具を作ったかというと、子供たちの運動能力の向上の手助けや、子どもロコモなどの子どもの健康問題の解決のきっかけにしたかったからです。さらに私たちはこの遊具を披露する場として、12歳以下の子どもを対象に、『自然・スポーツ』フェスティバルを二日間開催しました。このイベントには約200人にお越しいただき大いに盛り上がりました。今回、豊田市のため、また子どもたちのために企画した事業が、豊田市長賞という最高の形で表彰されたことを大変嬉しく思います。今後も子ども向けのイベントなどを開催し、子どもに外遊びの楽しさや、スポーツの楽しさを伝え、「スポーツのまち とよた」を子どもたちと一緒に作っていきます。

・清水亮佑(スポーツ科学部スポーツ健康科学科3年)
 ラグビーワールドカップ時、ビールの消費量の話題が多く報じられていました。スポーツイベントの多い豊田市に地ビールが無いのが非常にもったいないと思い、企画を立ち上げ完成したのが、「TOYOTA NANAKUSA BEER」でした。豊田市の春の七草を入れ名産品も宣伝でき、味も凄く良い、予想以上のものが出来ました。だだ、今回はクリア出来なかった問題も多く、製品化には届きませんでした。優秀賞を頂けたのはとても嬉しく思います。しかし、地ビール作りはここからが本番なので製品化に向けて進めていき、豊田市の一つの名産に出来ればと考えています。

・木村陸人(スポーツ科学部スポーツ教育科学科3年)
 私たち稲刈り・五平餅班は、「食べ物のありがたみを伝えたい!」と言う想いから、今回の企画を行いました。企画の内容は稲刈りの体験を行い、その後にみんなで五平餅を作って食べるというものです。私たちはスポーツ科学部スポーツ教育学科で教員志望の者が多く、『学校における食育』と言う観点において今回の企画の発想を用いて、教育現場で食べ物のありがたみを伝えていく際に活かしていくことができると感じました。今後の活動としては「食べ物」に関する様々な企画を考え、さらに「食べ物のありがたみ」を多くの人に感じてもらえるよう、取り組んでいきたいと考えています。

・西野翔哉(スポーツ科学部スポーツ教育科学科3年)
 私達は「童心を思い出す」事を目的に大人の缶蹴り大会を開催しました。開催理由は大人だからこそ童心を持ち続ける事が豊かな生活に繋がると考えたからです。さらに、私にとって缶蹴りは青春そのものであり、鬼との巧妙な駆け引き、スリルある勝負といった、魅力ある缶蹴りを大人にこそ親しんで欲しいと思いました。開催にあたり会場決めや参加者募集に苦労しましたが、班のメンバーと意見を出し合い、それぞれが主体的に行動して成功させました。大人が芝にまみれながら、無邪気な笑顔で遊んでいる姿をみて大きな達成感を得られました。好きだからやってみたいという理由で始めた企画ですが、審査員特別賞を頂く事ができました。この企画を通じ、情熱を持って取り組む事の意義を学びました。今後も第二回、第三回と継続させ、大人が童心を持って人生を楽しく生きられるような魅力あるまちづくりに貢献したいです。

2020/01/28

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