台北市立大の学生たち来訪 豊田キャンパスで健康科学を学ぶ

 中京大学の協定校の一つ、台湾・台北市立大学からスポーツ健康科学科の学生たちが12月17日、中京大豊田キャンパスを訪れ、実習と交流活動に充実した時を過ごした。一行は、鄭鴻文教授と女性助手、3、4年の学生5人の計7人。いずれも台北市立大のアスレチックトレーニングセンター長でもある鄭教授の教え子たちで、トレーナーとしてすでに学内では活躍している優秀な学生ぞろいだが、鄭教授が母校でもある中京大で「さらにレベルアップのために(学生たちに)刺激を与えたい」と引率してきた。

 前日、中部国際空港経由で名古屋市内に入っていた一行は午前10時ごろ、豊田キャンパスに到着。まず、バスターミナルからすぐのスポーツミュージアムに向かった。中京大学オリンピアンの紹介、五輪メダルなどさまざまな展示物を伊東佳那子学芸員の説明に耳を傾けながらたっぷり1時間近く見学した後、2時限目の授業に臨んだ。

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台北市立大の一行(スポーツミュージアムで) 倉持先生の授業を受ける台北市立大生(中央が通訳の廖さん)

 受講したのは、18号館のAT実習室で行われた倉持梨恵子・スポーツ健康科学科長の「アスリート評価法」の授業で、中京大スポーツ科学部3年の学生たちと共に学んだ。また、実習室には学生たちの通訳として台湾からの留学生で硬式野球部にも所属している廖本暠さん(スポーツ科学部3年)が姿を見せた。受講の様子を見ていた鄭教授は「私がいつも学生たちに日本で学んだことなどについて授業で言っているのになかなかぴんと来ない学生たちが、倉持先生の詳細な説明を聞き、『いつも先生(鄭教授)に言われていることがよく分かりました。ショックを受けました』と言っている」と我が意を得たりの感じで、「実際に日本に来て授業を受けた甲斐がありました」と笑顔を見せた。

 午後からは崎濱星那助教の「スポーツコンディショニング実習」を受講した後、豊田キャンパス内のスポーツ施設を見学。夕刻、スクールバスと電車を乗り継いで名古屋キャンパスに向かった。

2019/12/18

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