大学野球オータムフレッシュリーグ静岡 中京大部員 裏方でも活躍

 来シーズンに向け、所属リーグを超えて若手選手たちが集う「第2回大学野球オータムフレッシュリーグin静岡」が11月22~24日、草薙球場など静岡市内の3球場で行われた。昨年の第1回に続いて参加したのは中京大のほか、地元の東海大海洋学部、静岡大、東京六大学リーグから慶応大、明治大、早稲田大、首都大学リーグの筑波大の7大学で、今年新たに地元の日本大国際関係学部、東京六大学の東京大、東都大学リーグの国学院大が参加した。また、昨年同様、地元の高校6チームを招き、今年は大学生との試合だけでなく、野球教室なども開いて地域貢献を拡大した。

 中京大からは指導者2人、出場選手25人学生スタッフ2人のほか、今年新たに設けられた企画チームに二人が加わった。企画チームはオータムフレッシュリーグの運営面を担うのが役目で各大学から2人ずつのメンバーで構成された。

 つまり、今リーグを裏方、縁の下の力持ちとして支えたのが企画チームで、 中京大からは三瓶慎也さん(スポーツ科3、静岡)と、中京大では学生コーチをしている竹田健人さん(スポーツ科2、中京大中京)が参加した。三瓶さんの担当は地域貢献班。リーグ戦の見物などに訪れた親子連れや子供たちにも楽しんでもらおうと筑波大野球部員と「ストラックアウト」というゲームを企画した。野球のストライクゾーンを9分割し、投球で7つ以上に当てると"合格"となり、大学生のサインボールがもらえる。草薙球場で2日間、第2と第3試合の間に行い、大人も含めて約50人が楽しんだという。さらに試合管理のマネジャーも務めた。

 一方の竹田さんは広報班を担当した。リーグ戦開催前から、SNSを使ってリーグをPRしたり、リーグ開始後はツイッターやフェースブックで写真入りの速報をしたりした。また、会場に各大学の旗を立てたり、グッズ販売をしたりと大忙しだった。

 二人はリーグ開催前から何度か東京・三田の慶応大に足を運び、各大学のメンバーとミーティングを重ね、本番に備えた。三瓶さんは「プレッシャーもあったが、お客さんにも喜んでもらえてやりがいがありました。勉強させていただいた」と話し、竹田さんも「全員が一緒の方向で一つのものを作り上げていく。自分の判断力、決断力の大切さを学ばせてもらいました」と達成感を感じているようだった。

中京大部員による高校生への技術指導.jpg中京大部員による高校生への技術指導 参加者が集まり交流会も.jpg参加者の交流会

2019/12/04

  • 記事を共有