中京大学スポーツミュージアム開館セレモニーを開催

 中京大学スポーツミュージアム開館セレモニーが10月23日、豊田キャンパスの3号館(大体育館)で開催された。セレモニーには梅村清英総長・理事長、安村仁志学長はじめ大学関係者や日本オリンピック委員会(JOC)松丸喜一郎副会長・総務本部長、愛知県松井圭介副知事、秩父宮記念スポーツ博物館河村弘之館長、フィギュアスケートの宇野昌磨選手(スポーツ科2年)など72人が列席した。

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 冒頭のあいさつで、安村学長は「大学のミュージアムとして、これらの資料を通じて『教育・研究の場』になることを期待しております」。梅村総長・理事長は「素晴らしい先人の皆さま方のご努力によって、延べ130人を超えるオリンピアンたちが輩出されました。中京大学のスポーツの歴史を幅広く皆さまに知っていただくとともに、今後もスポーツ・学術を通して社会の発展に貢献していきます」と話した。
 松丸副会長からは「展示物を先さきほど内覧しました。コンパクトながらも充実した素晴らしい内容でした。中京大学がスポーツに貢献してきた歴史が詰まっていました。JOCもミュージアムを作りましたので、スポーツの価値やオリンピズムを社会に伝えるために、今後もしっかりと連携していきたいと思います」と祝辞があった。その後、宇野選手から平昌オリンピックのフリーで使用された衣装の寄託、テープカットが華やかに行われた。

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       (左から)宇野選手、安村学長

 芝生広場では記念植樹セレモニーが行われ、「栄光の樹(オーク)」「金メダルの樹(月桂樹)」「夏冬五輪の樹(四季桜)」の3本が植えられた。「栄光の樹」は本学の教授で1936年のベルリン五輪三段跳びで金メダルを獲得した故・田島直人氏が、副賞として持ち帰ったドイツ柏のことで、今回はこの木の子孫である苗木を植樹した。苗木の保存活動をしているオリンピックオークの会の小山尚元代表や日本陸上競技連盟の横川浩会長、田島直人氏の親族も植樹に立ち会った。

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「栄光の樹」
(左から)小山氏(オリンピックオークの会代表)、小池和子さん(田島直人氏のご子女)、
      田島泰次さん(田島直人氏のご子息)、横川会長(日本陸上競技連盟)

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「金メダルの樹」
(左から)中京大学名誉教授中山光子氏、同名誉教授中山彰規

「夏冬五輪の樹」
(左から)市川華菜さん(ミズノトラッククラブ)
青戸慎司さん(本学職員、陸上部監督)

 スポーツミュージアムには、オリンピック・パラリンピックの出場選手、指導者らから寄贈・寄託されたメダルやユニホーム、当時の写真など約3000点の中から157点が展示されている。館長には木村吉次中京大学名誉教授、副館長には來田享子スポーツ科学部教授が就任し、大学関係者だけでなく、一般の方も無料で入館できる。(平日火曜日~木曜日、午前10時~午後5時まで)

 本学関係者のオリンピアン・パラリンピアンは実数で88人、延べ数では133人に上る(2019年10月1日現在)。10月26日にはキャンパス見学会、ホームカミングデーの開催と同時に木村吉次館長による基調講演「中京大学スポーツミュージアムが目指す未来」が豊田キャンパス21号館3階2133教室で開かれる。

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内覧会も行われた

 ■スポーツミュージアム公式ホームページはこちら
  https://sportsmuseum.chukyo-u.ac.jp/

2019/10/23

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