米国大使館の広報・文化公使が中京大学を訪問 大森ゼミ学生、交換留学生と意見交換会を実施

 米国大使館の広報・文化交流担当公使キャロリン・グラスマン氏が9月25日、名古屋キャンパスを訪れ、総合政策学部学部長の大森達也教授が指導するゼミ学生5人、交換留学生2人と意見交換会を行った。

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(左から)在名古屋米国領事館田中里佳さん、大森教授、ケイリーさん、グラスマン氏、坪内幸輝さん(総合政策学部2年)、

崎園さん(同4年)、クーパー・ブリアナさん(マーシャル大学)、山本祐衣奈さん(同2年)、安藤崇希さん(同3年)、設楽瞬代さん(同3年)

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グラスマン氏

 意見交換会では「アメリカについてどんな印象を持っているか」をテーマに話し合いを行った。大森ゼミの学生らは「いつかは行ってみたい」「違う世界を見てみたい」という意見の一方で「治安があまり良くないのでは」「英語がうまく話せないと嫌な顔をされそう」など興味はあるが不安のほうが大きいという意見が多く出ていた。これに対してグラスマン氏は「私は学生時代にフランス・パリへ留学をしました。不安はありましたが何が自分を待っているのかという好奇心のほうが大きかったです」と話し「いつまでも怖がっていたら何も変わりません。恐怖を乗り越えて新しい経験をすることも大切です。私自身、失敗する恐怖を何度も味わいましたが、それを乗り越えたからこそ今があると思っています」と笑顔で語った。

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 大森ゼミの崎園祥汰さん(総合政策学部4年)は「海外に行くには、ある程度の英語ができないといけないのではという不安はありますが、半年~1年留学して帰ってきた友人たちから話を聞くと楽しそうに色んなエピソードを話してくれます。自分も機会があれば行ってみたいです」と話した。グラスマン氏は「アメリカ人も日本人のように温かい人が多いので、実際に行って体験してほしいです。若い頃の方がいろんなチャンスがあるので、今のうちにぜひ行ってください」と語った。

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 交換留学生のラッセル・ケイリーさん(ケネソー州立大学)からの「将来、自分の望む仕事に就職するためにどんなことをしておいたほうが良いですか」との質問に、グラスマン氏は「私は始めから外交官を目指していたわけではなく、昔はシカゴで映画監督をしていました。映画監督をしていたことで教育や異文化を学び、それが今に生かされています。みなさんにはインターンシップやボランティアなど様々な経験をして、ネットワークを広げることをお勧めします」と話した。また「海外での経験は、多くの日本の企業で求められています。悩んでいるのならぜひ行ってみてください」と学生たちへ呼びかけた。

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会終了後もグラスマン氏を囲み、名残惜しむ様子がみられた

2019/10/02

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