梅村学園100周年記念講座 競泳オリンピック金メダリストが技術をレクチャー
「梅村学園100周年記念講座アンソニー・アービン水泳クリニック」が8月21日、豊田キャンパス屋外プールで開催され、中京大学水泳部員や県内高校の水泳部員、梅村清英総長・理事長ら関係者など約150人が参加した。
アービンさんは2000年シドニー、2016年リオデジャネイロオリンピックの50メートル自由形で金メダルを獲得しており、リオオリンピックで獲得した35歳での金メダルは同種目では史上最年長だった。今回は在名古屋米国領事館の招へいで同講座の開催にいたった。
会の冒頭で安村仁志学長が「高校生の皆さん、よくお越しくださいました。梅村学園創立100周年を迎えるにあたり、世界的な名選手をお迎えしましたが、愛知県で初めてこういったレッスンを行えるのはとても光栄なことです。今日は(屋外で)暑いです。熱中症でなく、このレッスンに熱中しよう!という感じでいきましょう」と挨拶した。また、在名古屋米国領事館ゲーリー・シェイファー首席領事は「スポーツを通じて国際交流の機会が生まれることを嬉しく思います」と述べた。
講座はアービンさんの「ドーゾ」など日本語の指示も飛び出し、学生たちが笑顔になる和やか雰囲気で始まった。アービンさんは腕や肩の動き、ポジション姿勢の実演を交えて説明し、また持論の筋肉の動きや泳法について熱く語った。最後の質疑応答の時間では、オリンピックでの喜び、プレッシャー克服方法などの話も披露された。
水泳部の佐々木祐一郎監督は「日本人は頭で考えて納得してからの(泳ぎや)動きですが、アービン氏は感覚での動きをとても大切にする指導をしています。学生や高校生はもちろんのこと、我々指導者にとっても良い刺激になりました」と話していた。
集まった参加者と記念撮影 |