水泳カナダ代表チームが豊田キャンパスで合宿 子供たちとの地域交流も

 水泳の世界選手権大会が7月下旬、韓国・光州で開かれるのに合わせ、カナダ代表チームが中京大学豊田キャンパスのプールで大会に向けての直前合宿を行った。参加したのは競泳とオープンウオーター種目のナショナルチームで、選手男女31人と指導者ら合わせて60人。6月30日に豊田入りし、一足早く競技が行われたオープンウオーターチームは約10日間、競泳チームは7月14日まで主に屋外温水50メートルプールで調整を続けた。

 メンバーの中にはリオデジャネイロ五輪の女子100メートル自由形で金、100メートルバタフライで銀メダルなど計4個のメダルを獲得したペニー・オレクシアク選手をはじめ、五輪メダリストも顔をそろえた。一行は連日、世界選手権での活躍を目標に真剣な面持ちで練習に取り組んでいたが、7月13日には地域交流イベントにも参加し、水泳を学ぶ子供たちと楽しく泳いだ。

canada01.jpgカナダ選手を交えて行われた500メートルリレー

 交流イベントに参加したのは、豊田市や名古屋市、碧南市などの63人の子供たちとカナダ選手6人に、イタリア・ナポリのユニバーシアード大会女子50メートルバタフライで銀メダルを獲得し、前日、帰国したばかりの相馬あい選手(スポーツ科4年)の計70人。10人ずつ7チームに分かれ、50メートルずつ500メートルリレーで競い合った。ただ、ルールは速いチームが優勝というわけではなく、目標タイムを8分に設定し、いかにそれに近いタイムで泳ぐかを争った。

 スタンドには子供たちの水泳教室の指導者や保護者がつめかけ、大きな声援を送った。各チームの第3泳者として泳いだカナダ選手や相馬選手も最後まで子供たちにジェスチャーを交えて声をかけ続けていた。

 カナダ代表チームの招へいに力を注いだ高橋繁浩・水泳部長(スポーツ科学部教授)は、「(カナダチーム合宿は)水泳部員の刺激にもなったし、交流した子供たちにとっても滅多に経験できない、良い機会になったと思います」と話していた。

canada02.jpgカナダと中京大の「C」をアピールして記念撮影

2019/07/16

  • 記事を共有