中京大学に教育用タブレットを寄贈 株式会社滋賀銀行・シェアリングテクノロジー株式会社のCSR私募債

 中京大学は、株式会社滋賀銀行(本店:滋賀県大津市)のCSR私募債「つながり」の発行により、シェアリングテクノロジー株式会社(本社:名古屋市)から教育用タブレット9台が寄贈された。CSR私募債「つながり」とは、滋賀銀行が発行企業から受け取る私募債発行手数料の一部から、発行企業が指定した教育機関などに学びや成長を応援する商品を寄贈するもの。CSRはCorporate Social Responsibilityの略称で企業の社会的責任のこと。

 贈呈式は5月31日に名古屋キャンパスで行われ、シェアリングテクノロジー株式会社から篠昌義代表取締役、滋賀銀行から松山宏名古屋支店長、中京大学からは安村仁志学長、松尾貴光企画局長らが出席した。

 滋賀銀行のCSR私募債「つながり」は2014年(平成26年)11月から取り扱いが始まった。発行記念として0.2%を寄付金にあてており、子どもたちや学生の学びや成長を応援するものとして、発行企業の意向を踏まえて寄付を行う。中京大学に寄付されるのは今回が初めてとなった。松山名古屋支店長は「今回の寄贈品が将来を背負う学生の健やかな成長につながることを心から願っています」と話した。

HPIMG_4900.jpg
(左から)松尾企画局長、安村学長、篠代表取締役、松山支店長

 シェアリングテクノロジーは名古屋に本社を置くIT企業で、東証マザーズにも上場している。篠代表取締役は「私募債発行にあたって『名古屋では珍しいIT企業』という強みを活かし、名古屋の教育機関等に対して社会貢献ができないか、と考えていました。そんな中、グループ会社が運営する"スマ留"という留学プログラムについて、初めて学内でブースを設けて案内を行っていただいたのが中京大学であったこと、また、今年度新卒として中京大学の卒業生から1人入社いただいたことなどから、これも何かのご縁かなと思い、寄付させていただくこととなりました」と話した。

 松山名古屋支店長からタブレット目録を受け取った安村学長は、「昨今、教育の質向上のためにICT(情報通信技術)を教育の中に取り入れることが重視されています。本学でもBYOD(Bring Your Own Device)として、今年度から1人1台パソコン必携で講義を進めており、このような寄付を受けたのは大変ありがたいこと。二つの企業が今回のように社会貢献を考えられていることに敬意を表します」と感謝した。

 なお、タブレットは情報センターで管理され学内で活用される予定。

HPIMG_4908.jpg
寄贈された9台のタブレットを見る学長ら

2019/06/05

  • 記事を共有