「次世代につなぐスポーツ人材育成事業」を豊田キャンパスで実施

 愛知県内トップクラスの若手スポーツ選手を対象に、2020年東京オリンピック・パラリンピックあいち選手強化本部(県教育委員会内)が実施している「次世代につなぐスポーツ人材育成事業」が2月16日、中京大学豊田キャンパスで行われた。今回の対象競技は硬式テニスで、男女9人ずつの高校生選手たちが参加し、トレーニング法や競技の技術などを学んだ。

 トレーニング法の講義は、「コアから動きにつなげよう」をテーマに中京大学スポーツ振興部CISPオフィスの松下裕輝さんと大見卓司さんが、実技指導は硬式庭球部の松岡大介監督が務めた。

 講習は午前に男子がトレーニング法を、女子が実技を、午後はその逆で行なわれた。中京大が誇るCISPは、けがなくトレーニングを行い、そこから競技力を高めていくことができるよう、選手たちをサポートするのが主な目的で、本学OBの五輪ハンマー投げ金メダリスト室伏広治さんの「チームコージ」によって練り上げられた。講習ではこのCISPのコンセプトを用い、選手たちの競技力向上のためのコーディネートを担当する松下さんが講義した。

 「コアから動きにつなげよう」は、まず体幹を鍛えてそれから技術を、というより、スムーズな動きから、より良い技術につながるようトレーニングするのが狙い。大見さんは全員にスクワットをしてもらい、その体勢、動きを見ながらわかりやすく指導を進めた=写真=

 「スクワットの動きなどには、これまでやってきたスポーツ、遊びなどの際についた癖が体のプログラムとして残っている」とし、改善するべきところをきちっと直し、正しくトレーニングすれば、技術も向上していくとしている。

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2019/02/21

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