高校ハンドボール選手にCISPを指導 県立佐織工業高校で
中京大学は、愛知県愛西市の県立佐織工業高校で「ハンドボール選手における傷害予防」をテーマに講習会を開いた。同校からの依頼に応じての講習会で12月11日夕、中京大が誇るトレーニング法「CISP」を取り入れ、中京大スポーツ振興部CISP所属の大見卓司さんが約1時間半にわたり、講義と指導を行った。
CISPは、男子ハンマー投げのアテネ五輪金メダリストで、中京大の教員を務めていた室伏広治さんが発起人となって発足した。傷害予防(診断・治療も)に始まるトレーニング法で、パフォーマンス向上を目的として動作改善を軸にサポートし、アスリートの能力を最大限に引き出すための土台作りをするのが重要な使命だ。同校体育館で行われた講習会にはハンドボール部の1、2年の部員20人余りが参加した。
講習はテーマが傷害予防であることから、ウオーミングアップについてその定義や実施方法について講義と実技も交えて指導した。セルフマッサージやストレッチの効果的で正しいやり方など、興味津々の生徒たちは熱心に学んでいた。また、生徒からはハンドボールのプレーの中で「カットインの動作はどうすればうまくなりますか」などの質問があり、大見さんはウオーミングアップの中での体幹トレーニングの重要さなどについて説明していた。
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