中京大学工学部が、中京大学附属中京高等学校、三重県立桑名高等学校との高大連携講義(2日目)を実施

 本学工学部は8月22日、附属中京高校生、桑名高校生との高大連携講義「人の動きを捉える映像処理」「データ処理・パターン認識を用いた支援技術」を豊田キャンパスで実施した。今回の講義は、先日名古屋キャンパスでも実施しており、前回から引き続き両高校6人ずつの計12人が参加した。

 午前の部で瀧剛志教授(メディア工学科)が「人の動きを捉える映像処理」をテーマに講義を行った。生徒はプロサッカー選手の試合中の移動データを題材に、各選手の速度や加速度の計算をし、選手の特徴分析を行った。

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 午後の部では、道満恵介講師(情報工学科)が「データ処理・パターン認識を用いた支援技術」をテーマに講義を行い、ディープラーニングについて解説をした。その後生徒は画像処理技術を用いてぶつからないクルマを作る体験をし、画像処理がどのように行われているのかを学んだ。

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 これらの講義は、生徒が、産業技術がさまざまな学問分野が複合されていることを実感し、今後の進路選択に反映させること、また、大学で何を学び、学んだことを社会にどう生かすのかを考えるための機会を持つことを目的に実施した。2日に分けて両キャンパスの本学工学部各学科の教員がそれぞれ専門分野について紹介した。

 初めて体験する実験になかなか上手くいかない高校生もいたが、教員や学生からのアドバイスをもとに何度もチャレンジし、成功した時には「実験は難しかったが、最後には成功して嬉しかった」など歓声が上がった。

2018/09/03

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