スポーツミュージアム・プレオープン展示始まる。19日まで

 中京大学豊田キャンパス内に2019年夏の開館を予定している「中京大学スポーツミュージアム」のプレオープン展示「スポーツがつなぐ世界Ⅲ 手のひらに届いたオリンピック」が7月13日、名古屋キャンパス4号館Cスクエアで始まった。14、15日に行われるオープンキャンパスを挟んで19日まで(16日は休み)午前10時30分から午後4時まで開かれている。

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 展示されているのは、1964年に開かれた東京オリンピックのポスターや資料のほか、当時、我が国の生活で使われた物などにも及んでいる。設けられた昭和の部屋にはブラウン管テレビが置かれ、卓袱(ちゃぶ)台には東京オリンピックに関する雑誌、記念誌などの出版物、五輪マークの描かれた鉛筆や貯金箱などのほか、富山の薬メーカーが配布した五輪マーク入りの紙風船まで所狭しと並んでいる。会場の設営、運営担当の学生を指導する現代社会学部の亀井哲也教授は、「(テーマの)手のひらに届いたというのはまさにこれらの事や物です。東京五輪を機にさまざまなことが、日本人の手に届きました」と話す。まさに時代の一大転機だったのだ。

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 また、中京大とオリンピックのつながりも見逃せない。1928年アムステルダム五輪に出場した斎辰雄先生、15歳で1932年ロサンゼルス五輪出場の梅村(当時・渡辺)すみ子先生の功績を伝える年表や写真、メキシコシティー、ミュンヘン両五輪の体操競技で活躍した中山彰規先生の金メダルなども展示してあり、オリンピックが身近に感じられる。

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 このほか、聖火リレー、東京五輪音頭の説明など、会場を一巡りすればちょっとした"オリンピック通"になれそうだ。

2018/07/13

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