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国際教養学部2年生9人が留学先5カ国での研究成果を発表

 国際教養学部の選択科目「海外課題研究」で海外留学した学生9人が2月2日、研究成果を報告した。来年度に同様の留学を予定している1年生や同級生、教員ら約150人が参加した。

 海外課題研究は、2または3年生が秋学期、1セメスター(1学期間)にわたり語学留学を行う演習科目。履修生は、それぞれが関心や疑問を抱いたテーマの研究に取り組みながら、提携先大学の語学研修プログラムを受講した。現地では学部で身につけた語学力を駆使して研究の対象とした地域に赴いて聞き取りをしたり、店舗や施設で検証を重ねながら研究を進めてきた。また、留学の効果を高めるため、留学前に情報収集や語学の学習計画をまとめた計画書、帰国後は研究結果と語学上の観察や自己評価などについて報告書の提出を必須としている。

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         約150人が参加した報告会

 明木茂夫学部長は挨拶で「自分で見てきた経験だけで考えるのではなく、"自分の見てきた経験はほんの一部。まだまだその先があるんだ"と思って物事を判断してください。また、同じ環境でも自分が見たものと他人から見たものは違います。発表者の報告をしっかりと聞いて自分と違う考え方を学び認識してください」と話した。

 報告会に出席した学生と教員による投票の結果、尾藤玲さんの「日本人留学生の聞き取りと発音能力」が優秀報告者の1位および学生賞に選ばれ、2位には飯田雅史さんの「フランス人の色彩感覚」が選ばれた。

 尾藤さんの「日本人留学生の聞き取りと発音能力」をテーマにした発表は、3ヶ月の留学が日本人学生のスペイン語の聞き取り、発音能力を向上するのに有効かどうかを調査した。スペイン語にあり日本語にない子音の中で「l」「ɾ」、日本語にある「r」を用い、1回目と2回目のテスト時の回答の成績上昇率を検証した結果、聞き取りでは1回目と2回目の差に大きな変化はなかったが、発音では1回目と2回目のテストの成績を比較すると上昇傾向があり、特に苦手とする発音を上達させるのに有効であることを明らかにした。

 飯田さんの「フランス人の色彩感覚」をテーマにした発表は、フランス人が色に対して持つ印象を歴史的見解と照らし合わせて比較検証し、現代におけるフランス人の色彩感覚を調査。色の基本色である、「赤・黄・緑・青・白・黒」の6色について好き嫌いの観点から理由を聞いた。現在のフランスでは若者の宗教離れが進んでおり、若者の多くは「黄」を見ても裏切り者のユダを思い浮かべないし「青」を見ても聖母マリアを思い浮かべない。しかし、「青」のアンケートに"神の温情"という回答があったように宗教離れが進みつつも歴史はフランス人の色彩感覚に影響を及ぼしていると話した。

 ■発表者と研究テーマ(発表順)

 「キリスト誕生群像」               奥村有里子(フランス語)

 「セビリャにおける言語対応について」       村田紗耶 (スペイン語)

 「フォルクスワーゲンの再興~Ⅰ・ハーストの決断~」岩月怜央 (ドイツ語)

 「日本とロシアの舞台芸術」            岡本明日香(ロシア語)

 「デジタル化の進む中国」             岩田夏生 (中国語)

 「フランス人の色彩感覚」             飯田雅史 (フランス語)

 「日本人留学生の聞き取りと発音能力」       尾藤玲  (スペイン語)

 「ドイツのサッカー~Jリーグとの比較を交えて~」 吉永翠  (ドイツ語)

 「中国のコピー商品たち」             大根田輝 (中国語)

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報告会終了後は懇親会が開かれ、多くの学生が参加した
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(2018/02/06)

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