アマゾン・ロボティクス・チャレンジ「Stow task」部門で世界3位

 7月26日~30日、名古屋市港区のポートメッセ名古屋・武田テバオーシャンアリーナで「ロボカップ2017名古屋世界大会」が行われた。中京大学は工学部・清水優ゼミがChukyoA・ChukyoBの2チームに分かれレスキューシミュレーションリーグに出場した。

 これはコンピュータ内の仮想市街地で大規模災害が発生したことを想定し、4台のロボットを操作して要救助者を探し救助する競技。今回は世界各地から6チームが出場し、上位4チームが30日の決勝リーグへ進む。

 予選リーグでChukyoAが6チーム中5位、ChukyoBが4位となり、ChukyoBが決勝リーグ進出を決めた。決勝リーグは4チーム中4位の結果となった。

 清水優准教授は学生らの奮闘を見て「決勝まで勝ち進むことができた。世界でも十分に戦えるとわかった」と話した。

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決勝戦の様子

 また併催された知能ロボット競技大会、「第3回アマゾン・ロボティクス・チャレンジ」に、工学部・橋本学教授率いる中京大学が、中部大学・三菱電機との合同チーム(チーム名:MC^2)で出場した。

 この大会は、世界各地から応募した約30チームの中から予選を勝ち抜いた16チームが集まり、それぞれが考案したユニークなロボット(ハードウェアとソフトウェア)で、保管棚から商品を取り出し、収納する競技を行う。
 今年は、マサチューセッツ工科大,プリンストン大、カーネギーメロン大,ボン大学などが出場した。日本からは、本学の他、東京大学、奈良先端科学技術大学院大学、鳥取大学が参加した。

 競技は「Stow task」(物を棚に補充する動作)と「Pick task」(物を棚から取り出して箱に入れる動作)の2種目が行われ、中京大学は「Stow task」種目で世界3位、日本勢ではトップとなった。なお、3位以内で入賞した日本のチームは当チームのみであった。

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人工知能ロボット
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集合写真

 そのほか展示ブースで加納政芳教授ゼミ学生らが人間共生ロボット(何もできない赤ちゃん型ロボット)を展示した。このロボットは高齢者を対象として作成されたものだが、ブースでは子どもたちが触ったり、ロボットを抱っこしている様子が多くみられた。

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展示ブースの様子


 またNTTドコモブースでは「鉄腕アトム」をモデルにしたコミュニケーションロボットや携帯電話の基本機能をもったロボット「ロボホン」が展示され、通訳ボランティアとして国際英語学部・森山真吾教授ゼミの学生3人が参加した。

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通訳の様子

2017/07/31

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