中国大学生訪日団第1弾が中京大を訪問 日本人学生と交流
中国大学生訪日団第1陣が7月14日、中京大学名古屋キャンパスを訪問した。同団体は「日中植林・植樹国際連帯事業(※)」の「日中青少年等交流事業」の一環として7月17日まで来日した。
北京大学、国際関係学院、北京第二外国語学院、上海大学から91人の学生が、漫画、日本語、書道の団に分かれて中京大学生と交流した。
漫画分団では国際教養学部・明木茂夫教授が日本の漫画が中国語に翻訳されている例を比べて説明し、学生同士で漫画や文化について話した。日本語分団では、中国で日本語を学ぶ学生と交流し、流暢な日本語で会話を楽しむ姿が見られた。書道分団は、筆談や母語語、英語で交流し、中にはスマホを使い翻訳する学生もいた。
交流会後、キャンパス見学で施設を紹介され、清明ホールにて全体会が行われた。
全体会の冒頭で、安村仁志学長は「四大綱の一つ『相手に敬意をもつ』は、私たちが広く狭い地球でいろんな文化を持ち、いろんな国があり、いろんな考え方をする人と共に暮らしていく中でとても大事なことです。このような建学の精神を持つ大学であることを知っていただければと思います」と挨拶した。
王占起団長(左)から記念品の授与される安村学長 |
中国語で中京大を紹介する(右から)梅原ゆかりさん(国際教養学部4年) 中塚千和さん(同)、張于喆さん(経済学部4年) |
学生発表も行われ、訪問団の学生発表者は日本語と中国語で「中京大の学生とは日本のお弁当やアルバイトについて紹介してもらい、私も中国の観光旅行や飲食について紹介しました。日本人の優しさ、友好交流したいという気持ちを感じました」と語った。中京大からは木下智彌さん(総合政策学部3年)がお礼を述べるとともに、どんな会話をしたか聞かれると「中国でどのようなアニメが流行っているかなどを話しました」と笑顔で答えた。
本学と訪問団の学生同士が写真を撮りあう様子も多く見られ、交流を深めていた。
集合写真の一コマ |
※「日中植林・植樹国際連帯事業」とは
日本へ飛来し得る黄砂等の中国の環境問題への対処、青少年等の交流を通じた環境及び防災意識の啓発と対日理解に一層の促進、砂漠化防止等への貢献を図ることで、国際社会の課題に対処することを目的としている。