フィギュアスケート世界選手権 宇野選手が銀メダル獲得 世界歴代2位の記録で初の表彰台
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銀メダルを掲げる宇野選手 |
フィギュアスケート世界選手権の男子フリーが4月1日、フィンランドのヘルシンキで行われ、宇野昌磨選手(スポーツ科学部2年、中京大中京)が、総合2位となり、銀メダルを獲得した。世界選手権初出場だった昨年の7位から大きく飛躍し、技術的にも精神的にも成長した姿を見せ、初の表彰台となった。来年の平昌冬季オリンピックでメダル獲得の期待を抱かせる演技内容だった。
宇野選手は、3月30日のショートプログラム、フリーともに4回転ジャンプを次々と決めるなど会心の演技を披露し、それぞれ自己ベストの得点をたたき出した。ヘルシンキ大会は、来年の平昌冬季オリンピックの国・地域別の出場枠をかけており、宇野選手は総合1位の羽生結弦選手(ANA)とともに、日本男子の3枠獲得に大きく貢献した。
宇野選手のショートプログラムは、冒頭の4回転フリップを見事に着氷し、終始落ち着いた演技を続けた。ほぼノーミスの演技で実力をいかんなく発揮し、2位となった。得点は104・86点と、世界歴代3位の記録だった。
フリーでもリズムに乗った巧みな演技を見せた。ループ、フリップ、トーループの3種類の4回転ジャンプに成功、214.45点を獲得した。ショートプログラムと合わせた合計319.31点は、トップの羽生選手とわずか2.28点差、世界歴代2位の記録となった。宇野選手の300点越えは初めて。
宇野選手は、フリーの競技後、次のコメントを中京大学に寄せた。
「今年は笑顔で世界選手権を終えることが出来ました。本当に有難