リオ五輪参加メダルなど貴重な史料を豊田キャンパスで公開 中京大学スポーツ・ミュージアム「第2回プレ・オープン展示」
中京大学は、2020年東京オリンピック・パラリンピックまでに豊田キャンパスに開設するスポーツ・ミュージアムの「第2回プレ・オープン展示」を、11月4日(金)~6日(日)の3日間、豊田キャンパス図書館で開催しました。日本オリンピック委員会(JOC)とNPO法人日本オリンピック・アカデミーが後援し、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が協力しました。
リオ五輪のユニフォームや参加メダルを見学する来場者 |
寺本選手の参加メダル |
本学はスポーツ・ミュージアム開設に向けて、スポーツ史料の収集・保存を進めており、五輪に関する史料を中心にした第1回展示を今年6月に名古屋キャンパスで開催しました。今回の第2回展示は「スポーツがつなぐ世界Ⅰ 学びと支援が高める共感」をテーマに、今年8月のリオ五輪、1964年東京五輪の史料などを展示しました。
特に五輪の「参加メダル」に注目し、リオ五輪体操女子代表の寺本明日香選手(スポーツ科学部3年)、リオ・パラリンピック陸上400㍍リレー3位の佐藤圭太選手(2013年度体育学部卒、トヨタ自動車)の参加メダルを展示しました。日本初の女子代表選手団として1930年第3回女子五輪に出場した梅村すみ子先生(現総長・理事長の祖母)の参加メダルのほか、1964年東京大会記念メダル、参加メダルも公開しました。
佐藤選手の参加メダル |
リオ五輪には中京大学関係の選手8人、コーチ2人が代表となっており、選手・コーチから寄贈・貸与された公式式典用ウエア、ユニフォームも含め20点を公開しました。
また、1964年東京五輪では世界に先駆けてオリンピック大会と教育を融合させる活動が展開された歴史があり、当時の教育雑誌の付録や学習史料などオリンピック教育関係27点を展示。オリンピック・ムーブメントを支援する企業が製作したピンバッジや記念缶など27点も紹介しました。
中京大学スポーツ・ミュージアムは、スポーツ科学部の來田享子教授、現代社会学部の亀井哲也教授、工学部の瀧剛志教授が中心となり、3学部が連携して学際的な研究を進めています。史料の収集・保存のほか、3Dデジタル化などの展示技術の開発にも取り組んでおり、史料のデジタル化のデモンストレーションも展示会場で行っています。
なお、中京大学スポーツ・ミュージアムは、梅村学園・中京大学スポーツ将来構想会議の主要事業の一つであり、梅村学園100周年記念事業のイベントに位置付けられています。
報道関係者に説明する來田教授 |
梅村すみ子先生の足跡を解説する亀井教授(中央) |
史料の3D化の方法を実演する瀧教授(中央) |