豊田市としては初めてとなる消防団の学生機能別団員任命式
災害時の避難所運営や広報活動を通じて防災活動に貢献
中京大学の学生40人が豊田市消防団の学生機能別団員となる任命式が、8月1日、豊田キャンパス9号館2階の大会議室にて行われた。この取組みは豊田市としては初めてとなる。
式では豊田市消防団の藤村匡泰(ふじむらまさやす)団長が学生代表のスポーツ科学部3年岩橋頼人(いわはしよりと)さん、現代社会学部3年池口佳澄(いけぐちかすみ)さんに辞令を手渡した。
豊田市消防本部の大内茂樹(おおうちしげき)消防長は「学業で多忙の中、入団していただきありがとうございます。消防団は東日本や熊本での震災の際、救援や避難活動の援助を行っています。近い将来におこりうる災害に備えて自分や地域を守っていってください」と挨拶。
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続いて豊田市消防団の藤村団長も「学生の皆さんの志の高さに感謝しています。想像を超える災害の周期が短くなっています。豊田市は愛知県でも一番広い市になります。災害時には中京大学の豊田キャンパスが避難所になる可能性があります。これから規律訓練を行いますがすべてに意味がありますので自覚を持って取り組んでください」と語った。
中京大学の学生は晴地舞(はちまい)の学生ら40人。昨年からの数名以外は今回が初めての参加となる。また豊田市消防団は中京大学以外にも包括協定を結んだ他の5大学とも同じく学生機能別団員を募る予定。総数は100人ほどを予定している。
任命式の終了後、学生40人はさっそく規律訓練を行った。(写真)ほかにも消火訓練、搬送訓練、救命講習、避難所運営研修などを年間を通じて行う。
また来年1月には消防出初式、3月には観閲式などにも参加する予定。
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学生機能別団員の任命式 |