中京大学など6大学・高専と豊田市が包括連携協定締結
地域振興や人材育成、ラグビーW杯などで協力

 中京大学など6大学・高専と豊田市が3月29日、地域振興や人材育成などで協力する包括連携協定を締結した。包括連携協定は2013年3月に中京大学など5大学・高専と豊田市が結び、3年間で多様な分野の連携事業を展開してきたが、新たに1大学を加え、継続することになった。また、2019年のラグビーW杯豊田市開催に関する連携協定も同時に締結した。

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協定を締結した6大学等の学長らと太田市長(前列中央、後列左端が安村学長)

 

 協定を締結したのは、本学のほか豊田市内にキャンパスを置く愛知学泉大学、愛知工業大学、日本赤十字豊田看護大学、豊田工業高等専門学校と、新たに愛知県立芸術大学を加えた5大学1高専。豊田市との間で連携協議会を設置し、相互に連携協力を行っていく。豊田市内の豊田スタジアムが開催地となるラグビーW杯では、スポーツや文化の振興、ボランティアの受け入れが期待されている。

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挨拶する安村学長

 締結式に出席した中京大学の安村仁志学長は「名古屋市より世界的に有名な豊田市の大学が、力を合わせて地域を盛り上げていくということは素晴らしい。本学でも、何ができるか、何をさせて頂けるか、何を一緒に創り上げていくか、とてもワクワクしている」と、期待を述べた。

 太田稔彦市長は「6大学の知的・人的・物的資源を有効活用し、とりわけ2019年のラグビーW杯開催において、力添えと学生たちのパワーをいただいて幅広くまちづくりに生かしていきたい。協定を締結する6機関も相互に連携協力してほしい」と呼びかけた。

 中京大学はこれまでに、総合政策学部桑原ゼミが提案した「消防団一日体験入団」の事業化、国際英語学部森山ゼミの学生による式典の通訳ボランティアのほか、中京大学文化会のよさこいチーム「晴地舞」メンバーと豊田市長との意見交換や、総合政策学部市島ゼミ生による選挙出前トークの企画提案などの取り組みを行っている。

2016/03/30

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