入試合格者40人が米国留学中の先輩とビデオ通話
国際英語学部国際学専攻の入学前オリエンテーションを実施

 国際英語学部国際英語学科国際学専攻は3月23日、合格者を対象に入学前オリエンテーションを今年度も実施した。入学予定者のうち40人が参加して教員・在校生と交流を深めた。午後にはアメリカに交換留学中の杉浦佑夏さん(国際英語学部4年)とインターネットによるビデオ通話で会話した。留学の楽しさや厳しさ、事前準備の大切さを体感し、数年後の自分の姿を想像してもらえるよう、今回、初めて取り組んだ。

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ビデオ通話でアメリカの先輩と会話する入学予定者

 

 ビデオ通話で先輩留学生と会話した会場は、今春改修したばかりのコンピュータ演習室C。海外を含むキャンパス外の人々と交流しながら授業が展開できるよう、カメラ付きのノートパソコンを導入した。海外の大学ではアクティブラーニング型の授業が主流であるため、留学を控えた学生が事前に対応できるよう、可動式の机や椅子、教室の両側面にプロジェクタとホワイトボードも設置された。文部科学省の「私立大学等改革総合支援事業-タイプ4「グローバル化」に本学が選定され、私立大学等教育研究活性化設備整備費補助金の交付を受けたため、アクティブラーニング型の授業を実施できる環境整備が可能となった。

 杉浦さんの交換留学先は中京大学の学術交流協定校の一つであるボイシー州立大学(アイダホ州)。交換留学をするまでの手順や、留学中に学んだこと、アメリカでの暮らしなどを紹介した。新入生らは「耳が慣れるまでどのくらいかかりましたか」「どんなことを勉強していますか」などと質問。杉浦さんは「日常会話は1カ月ぐらいで、授業は2、3カ月で聞けるようになりました」「私が在籍しているのはコミュニケーション学部なので、プレゼンテーションでの話し方や効果的なジェスチャーなどを学んでいます」と、丁寧に答えていた。

 入学前オリエンテーションに参加した桐生ともかさんは「勉強して英語の成績を上げて、先輩のように有意義な留学をしたい」と意気込んでいた。森悠人さんは「交換留学生はアルバイトできないことを初めて知った。留学するために今からお金を貯めたい」と話していた。

 杉浦さんは「将来、仕事で英語をどれぐらい使いたいのか、どこで働きたいのか、何の仕事をしたいのか、そのために何を経験したら良いのか、何を勉強したら良いのかを日々考えながら留学生活を送っています。皆さんもぜひ海外留学を体験してください」と、後輩たちにエールを送った。

2016/03/24

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