台湾・国立嘉義大の学長らが学園本部を訪問、中京大を見学

20160301-1.jpg

 

 学術の協力と交流に関する協定書を昨年末に交わした台湾・国立嘉義大学の邱義源学長ら5人が2月29日、梅村学園本部を訪れ、梅村清英理事長、安村仁志学長らと懇談した。国際教養学部の明木茂夫教授が通訳した。

20160301-4.jpg
邱学長(左)の訪問を受けた梅村理事長

 梅村理事長は、2月6日に起きた台湾南部地震のお見舞いを述べたうえ、「中京大学と嘉義大学の交流を日台交流の架け橋としていきたい。本学から台湾への留学生第一弾は、ぜひ嘉義大学へ」と、交流を促進していくことを説明した。

 邱学長は、「中国語の先生や中国語を学ぶ学生と言語や文化での交流を図っていきたい。日本人学生が台湾の学生に日本語を教えることが学生にとって勉強になると思う」と留学生が交流することの意義を強調した。

 中京大学と嘉義大は、中京大学附属中京高校の前身である中京商業学校と嘉義農林学校の野球部が、1931年(昭和6年)夏の甲子園大会の決勝で対戦した縁があり、台湾映画「KANO」でもこの話が題材にされた。邱学長は、甲子園決勝の再現を熱望。安村仁志学長は「12月14日の締結式では大変温かく迎えていただいた。是非とも野球の試合を実現させましょう」と応じていた。

 邱学長らは昨年の甲子園に出場した中京大中京高校バッテリーの上野翔太郎投手、伊藤寛士捕手とも対面し、「これからも野球を続けますか」「甲子園ならではの習慣はありますか」などと、話に花を咲かせていた。

20160301-2.jpg
上野投手(右前から2人目)、伊藤捕手(右前)と和やかに話す訪問団


 邱学長ら一行5人は同日午前、体育施設や研究施設の視察のため、豊田キャンパスを訪れた。最初に陸上競技場見学の予定だったが、一行の到着と同時にあいにくの空模様となり、建物の上階から見下ろしながらの見学となった。しかし、陸上競技場のほか、サッカー場、ラグビー場なども一目で見ることができ、説明を聞きながら「きれいですね」と、盛んにカメラのシャッターを押していた。

20160301-5.jpg
20160301-6.jpg
流水プール(上)、スケートリンクを見学する訪問団

 大体育館、フィットネスルーム、水泳プール、アイススケートリンクなどの施設も巡り、プールでは、高橋繁浩水泳部監督 (スポーツ科学部長)がトレーニング用の流水プールについて説明。佐々木祐一郎コーチの指導で水泳部員が実際に練習方法を実演して見せ、一行は興味深そうに質問を重ねていた。

 アイススケート場では、浅田真央選手の大きな写真が人気の的で、「浅田選手は中京大の学生だったのですね」と感心した様子だった。

 研修施設としては工学部の瀧剛志教授、スポーツ科学部の桜井伸二教授の研究室、村田祐樹助教のアスレチックトレーナー実習室などを見学した。

2016/03/01

  • 記事を共有