豊田キャンパスに豊田市長選の期日前投票所設置 現代社会学部の松谷准教授のゼミ生が管理者、立会人を経験

  豊田市長選(2月7日投票)の期日前投票所が4日、中京大学豊田キャンパスに設けられ、学生や地域住民らが投票に訪れた。選挙権年齢が今夏の参議院選挙から18歳に引き下げられるのを踏まえ、豊田市選挙管理委員会が若年層の政治への関心を高め、投票率の向上のため設置した。大学の構内に期日前投票所が設置されるのは東海3県では初めてとなる。

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 期日前投票所で投票する近所の母子(左手前)。座っている3人は松谷ゼミの女子学生


  投票所は9号館2階の大会議室に設営され、現代社会学部の松谷満准教授のゼミ生(2年生)の1人が投票管理者、2人が立会人に起用された。午前10時、投票管理者の灘真実さん(現代社会学部2年)の合図で投票事務を開始。学生や大学職員、地域の人たちが投票に訪れた。
午前中は新聞、テレビの報道関係者が取材、愛知、岐阜県内の市選管職員の視察もあり、東海地方初の試みとして注目された。5日も午前10時から午後5時の間、設置される。

  投票に訪れた学生たちは「大学で投票できるのは大変便利です」「身近な選挙に参加できるのはよかった」と感想を話していた。4、5日の2日間にわたり投票管理者を務める灘さんは「少しでも若い人が政治に参加し、関心を持つようになってほしい」と期待を寄せていた。松谷准教授は「学内に期日前投票所が設けられたのは大変いいことです。地域の人たちへの利便性を高めることになるし、学生も選挙を身近に感じることができます」と話していた。

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   投票を見守る、管理者と立会人を務めた松谷ゼミの女子学生

 豊田キャンパスの期日前投票所で投票した人は、4日が68人、5日が60人の計128人だった。

 

2016/02/04

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