台湾から訪問団「嘉義大との交流試合を」
中京商業学校が登場する映画「KANO」の嘉義市

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安村学長(右)と候副市長 中京大や映画「KANO」について話す学長ら

 

 台湾南部の嘉義市の候崇文副市長ら7人が11月4日、本学を訪れ、大学同士の交流促進を要望した。嘉義市は、1931年の甲子園で中京商業学校(現・中京大中京高校)と決勝戦で対戦した嘉義農林学校(現・国立嘉義大学)のあった市。候副市長は、両大学の野球の交流試合についても実現を希望している。嘉義大学とは、12月に大学間の包括協定を結ぶ予定。9月に梅村清英理事長らも訪台した。

 安村学長は、大学と学園の歴史や建学の精神を紹介し、「学生がのびのびと学習できる環境で、研究に根差した教育をしたい」と話した。中京大学の愛知大学野球1部リーグ優勝や、中京大中京高校の夏の甲子園ベスト16の話を聞き、候副市長は「交流試合のイベントが実現すれば、台湾中から注目を集めることになる」と目を輝かせていた。

 中京商業学校が嘉義農林学校と甲子園決勝を争った実話に基づく映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」は台湾で大ヒットし、今年1月に日本でも公開された。連敗続きだった嘉義農林学校(通称・嘉農)野球部が台湾代表となり、甲子園決勝まで勝ち進む奮闘ぶりを描いている。

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2015/11/05

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