総合政策学部の宮川ゼミが松阪市に調査結果を報告
観光ルートや地域活性化の企画提案も

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山中市長(右端)に調査研究結果報告書を手渡す宮川ゼミ生

 

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提案された観光マップと観光プラン(クリックで大きくなります)

 総合政策学部の宮川プロジェクト研究(宮川ゼミ、指導教員:宮川正裕教授)が松阪市から調査事業を委託され、7月13日、若者向けの観光マップ作成等を盛り込んだ観光資源調査結果を報告した。

 宮川プロジェクト研究(ゼミ3年生10人)が委託された業務は、「松阪市西部地域における観光資源の調査研究・企画造成委託業務」。同市の飯南地区と飯高地区における①観光資源の魅力度調査②観光資源の発掘調査③20代前半の男女をメインターゲットとした観光ルートの企画造成④報告書の作成などを行う。2014年4月に本学が松阪市と結んだ「人材育成と地域振興」に関する協定に基づいて今回、事業が個別に委託された。

 ゼミ生らは、本年4月より飯高駅や松阪茶の販売店など16施設を訪れ、そば打ちやピザ焼きなどの体験施設や、周辺の観光スポットについて聞き取りを行うなど現地調査を重ねた。加えて、本学キャンパス内でのアンケート調査結果を踏まえて、観光ルートの提案企画をまとめた。

 最終報告は、単なる観光企画提案にとどまらず、地域活性化取り組み先行事例から学び、クレソン畑の開発促進や関連商品の企画提案、埋もれていた観光資源の開発提案など、「地域経営資源を活用した地域活性化」に向けた取り組みについても言及している。

 山中光茂市長は、「若い人たちの発想は素晴らしい。私達では発想できないことを取りまとめてもらったこの調査報告は、大きな財産です。直ぐに活用させていただきたい」と感謝の意を表した。

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そば打ちに挑戦する宮川ゼミ生 報告書を手にする山中市長(前列右から4人目)と宮川教授(同5人目)ら

 総合政策学部では、公共政策とビジネス戦略について学び、2年次よりプロジェクト研究というゼミ活動を行っている。宮川ゼミは、2014年度に「政策コンテスト<未来松阪市2014>」での政策提言、松阪市内の菓子製造販売企業との産官学連携商品開発プロジェクト等に取り組んできた。今回は、そうした経緯も評価されて調査研究業務委託となった。

報告書は松阪市のホームページに掲載しています。ご覧ください。

2015/07/16

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