ボランティア団体「CUVE」初の講演会に50人
活動を探す際のヒントや心構えなど学ぶ

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村田さんの話に熱心に聞き入る学生

 

 本学の学生によるボランティア団体「CUVE」が7月13日、初めての講演会「はじめてみよう!ボランティア」を開いた。活動に興味を持った一般学生約50人が参加した。本学の卒業生で名古屋市社会福祉協議会に勤める村田敏明さん(2014年現代社会学部卒)が講師となり、自主性・無報酬性・社会性からなるボランティア活動の原則や活動を探す際のヒント、保険加入などの心構えについて話した。村田さんは、学生時代に東日本大震災のボランティアとして被災地を訪れたほか、母校の中学校でバレーを教えていたという。

 続いて、3人の学生が活動を通じて得た経験などについて話した。CUVE代表の鈴木峻哉さん(心理学部4年)は、「子どもが好きなので、養護施設で3~6歳の子どもたちとふれ合う活動をしている。子どもたちのお兄さんとして成長を見守れることをはじめ、ボランティアでないとできない経験がある」、松原亮さん(経営学部3年)は「防犯サークルに所属して、近隣大学の学生と協力しながら振り込め詐欺の防止や交通安全活動に携わっている。学生の力は地域に求められている」と、魅力を語った。

 徳森絵梨さん(国際英語学部3年)は「日本語を教えていた外国人が転勤で名古屋を離れる際に、覚えた漢字を使って手紙をくれたことが心に残っている。学部で学んだ英語を生かしたいという思いから始めたので、皆さんもやりたいこと、できることを考えてみて下さい」と話した。

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ふせんに書いたアイデアを寄せ合う学生ら

 「自分のできる活動を考えてみよう」をテーマにグループワークも行われた。学生たちからは、「飼い主のいない動物たちのもらい手が見つかるよう、しつけや小屋の掃除、里親募集などをする」「学生の交流を促すために、情報共有アプリを開発する」などの意見が発表された。村田さんは「ユニークなアイデアが出たので、皆さんがやりたいと思っているサークルをぜひ実現させて。夏季休暇もボランティアをするチャンス」と呼びかけていた。

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ボランティア経験を伝える学生

2015/07/14

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