次期学長に安村仁志副学長(国際教養学部教授)を選出
任期は2015年4月から4年間

 北川薫学長の任期満了(2015年3月31日)に伴う学長選挙は、12月9日に第1次選挙、12日に第2次選挙があり、安村仁志国際教養学部教授が次期学長(任期2015年4月1日~2019年3月31日)に選出された。

 安村教授は、京都出身で大阪外国語大学大学院外国語学研究科ロシア語学専攻を修了後、1974年4月に中京大学教養部講師に着任。助教授、教授となり、教養部長、社会科学研究所長、図書館長などを歴任し、2010年4月から副学長に就任した。学校法人梅村学園評議員、理事でもある。

 

■「人間味溢れる」安村仁志教授

 
京都生まれの京都育ち、大学院修了と同時に中京大学講師として赴任した。以来、“学生との人格的交わりを大切にしたい”をモットーに、学生たちとロシア語劇にもチャレンジしたりして、中京大学一筋40年。この間、教養部長、社会科学研究所長、図書館長も務めた。2010年4月から、中京大学初の副学長に就任。FD委員会委員長として、「より良い教育、届く授業」の推進に取り組んできた。

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 会って直接話すと、温かい人柄がにじみ出る。あいさつに立つと、ユーモアに富んだシャレを披露し、座を和ます。反面、1969年に受洗し、日曜日は教会に通う敬虔なクリスチャンでもある。

 専攻は、ロシア語をベースに、ロシア正教史、東方正教会神学で、歴史、文学、美術など守備範囲は広い。この幅広さからオープンカレッジでも講義を担当しており、講義終了後は、受講生とお茶を囲んでの談笑が常。はるばる岐阜県高山市から週1回、通う夫婦の受講生もいる。

 在学生や卒業生との親交も厚く、学生食堂で教え子と食事を一緒にすることも多く、副学長室や研究室を訪れるOB、OGも多い。

 

■研究業績、学会・社会活動

 
専攻分野はロシア正教史、東方正教会神学。著書には『ロシア世界』(共著、世界思想社)、『ヨーロッパ・キリスト教美術案内』(共著、日本基督教団出版局)等があり、『宣教師ニコライの全日記』(共訳、教文館)は2007年度日本翻訳出版文化賞を受賞している。私大連教育研究委員会委員等の公職や、日本トルストイ協会(副会長)、日本ロシア文学会(元理事・中部支部長)等の学会活動にも積極的に取り組んでいる。

2014/12/18

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