4専攻制に改編の現代社会学部と入試の説明会に高校教員ら124人
歴史文化学科新設の文学部や3専攻制の国際英語学部の授業を見学

説明会でメモを取る参加者
説明会でメモを取る参加者

 

 高校教員らを対象に、2015年4月に改編される現代社会学部現代社会学科と2015年度入試に関する説明会が5月29、30日、名古屋キャンパスで開かれ、2日間で約124人が参加した。本学は、このほか豊田キャンパスと、静岡を含む東海4県で同様の説明会を行い、大学の魅力を伝えている。

入試説明会

 説明会では、来春から社会学専攻、コミュニティ学専攻、社会福祉学専攻、国際文化専攻の4専攻制となる現代社会学部現代社会学科をはじめ、2015年度入試の変更点を案内。大規模な社会調査や町づくり支援、震災被災者支援など、専攻やゼミの壁を超えたフィールドワークで調査手法やコミュニケーションスキルを習得したり、グループ討議やプレゼンテーションなどの体験型学習を通じてこれからの社会の構想と学生自身のキャリアデザインを結びつけていく同学科の特徴を、スライドを使って紹介した。

 高校との授業の違いを知ってもらい、進学する生徒のアドバイスに生かしてもらおうと希望者を対象に授業見学も行われた。歴史文化学科を新設した文学部の「民俗学概論」や、3専攻体制となった国際英語学部の「日本語教授法Ⅰ」など名古屋キャンパス5学部の5科目で実施した。

入試説明会

 29日の講義は附属中京高等学校との高大連携の一環で行われ、高校生と学生が同じ教室で授業を受けた。参加者は「入試の説明会で授業を見学できるのは珍しい」「グループワークを取り入れたり、話も面白く、工夫されていると感じた」などと話していた。

 ほかにも本学の特徴について、資格対策講座などを利用したモデルコースを用意し、難関の国家総合職や教員など、過去5年間で公務員を2,534人輩出していることや、製造業や金融業、マスコミといった大企業や日本全国で活躍している卒業生の進路について実例を挙げながら説明。個別懇談や学内見学もあり、教員らは熱心にメモを取っていた。

2014/06/03

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