文学部三浦育真さんに学長賞 織田作之助青春賞を受賞

 文学部1年の三浦育真さんが「2020年度織田作之助青春賞」を受賞したことを称え、1月28日に安村仁志学長から学長賞が贈られた。

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 大阪生まれの作家である織田作之助にちなんだ織田作之助青春賞は、24歳までの若手を対象に短編小説を公募。三浦さんの作品「夜明珠(イェミンジュ)」は237作品の中から選ばれた。「夜明珠」は、創刊100年以上の歴史を誇る文芸雑誌「三田文学」の2021年冬季号(1月9日発売)に掲載された。

 三浦さんは、コロナ禍の影響で授業の開講が遅れたことや、全面オンライン授業で在宅時間が増えたことをプラスに捉え、短編小説だけでなく長編小説の執筆にも挑むなど着実に執筆能力を磨き上げ、今回の受賞に至った。

 教員とプロの小説家の両立を目指す三浦さんは「学長賞をいただいたことで、より一層勉学に励んで大学生活を意義のあるものにしていきたいという思いが強くなりました。執筆活動でも、今まで執筆したことがないジャンルに挑戦していきたいです」と意気込みを語った。

 大学の授業では、日本の文学とさまざまな時代や国の文学を比較する比較文学に興味をもったと話す三浦さん。安村学長は「文学部には、さまざまな時代や国の文学に精通している多彩な教員がいます。これからも教員のもとで多くのことを学び、さまざまなジャンルの文学に触れて自身の糧にしてください」とエールを贈った。

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(左から)安村学長、三浦さん、佐藤隆文学部長

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2021/01/28

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