「中京大学スポーツ」、第10回大学スポーツ新聞コンテストで特別賞受賞 報知新聞社主催

 報知新聞社主催の第10回大学スポーツ新聞コンテストの表彰式が1月9日、大阪市の報知新聞大阪本社で行われ、中京大学のスポーツ新聞「中京大学スポーツ」が特別賞を受賞した。中京大学は、第8回コンテストから、中部地方の大学では唯一参加しており、今回が初めての受賞となった。

羽根田選手と学生スタッフ.jpg
 羽根田選手と記念撮影した学生スタッフの小林さん(右)と川越さん


 今回のコンテストには、関東、関西の大学を中心に計13大学が参加。この1年間に発行したスポーツ新聞のうち3部を事前に提出していた。原稿、写真、レイアウト、企画の4部門で、報知新聞社の編集部門の一線記者が審査した。中京大学スポーツは「複数の部門であと一歩」「1位と比べて遜色ない」と、総合的に高い評価を得て、今回初めて設けられた特別賞に選ばれた。

 特別賞の対象になったのは、2016年11月29日発行の第14号。東京オリンピックに向けて始動している競泳100㍍バタフライの川本武史選手(スポーツ科学部4年)や陸上棒高跳びの鈴木康太選手(スポーツ科学部3年)の取り組みや、中京大学関係者のリオ五輪結果、インカレ2連覇の女子アルティメット部、主務の就活など多彩なニュース、話題で構成している。審査結果では「原稿のレベルが全体的に高い。レイアウトや見出しも同様。一般紙的なつくりだが、非常に安定している」と評価された。

 表彰式には、中京大学スポーツ学生スタッフの小林茉圭子さん(現代社会学部2年)、川越慈音さん(法学部1年)、編集デスクの穴田英さん(スポーツ振興部)が出席した。小林さんが代表して、報知新聞大阪本社の宮川元宏編集局長から表彰状を受け取った。
 小林さんは「私たちのスポーツ新聞は、レイアウトなどが一般紙に近く、他の大学スポーツ新聞と異なるため、まさか特別賞を頂けるとは思っていませんでした。受賞を契機に、これから活動する後輩たちに原稿を書く面白さや写真を撮る楽しさを伝えていきたいと思っています」と挨拶した。

賞状と小林さん.jpg
       宮川編集局長から表彰状を受け取った小林さん

 また、中京大学スポーツ第14号では、競泳の川本選手が昨年9月のインカレで大会記録を樹立した際の模様を、川越さんが東京に出張取材して撮影し、その写真を1面トップで掲載している。川本選手がスタートで飛び込んだ時の力感あふれる姿をとらえており、この写真の評価も高く、表彰式で紹介された。
 川越さんは「水泳インカレの撮影は初めての経験で、非常に難しかった。機材の準備、撮影のタイミングの確認などを万全にして臨んだことが記憶に残っています。完璧な写真とは言えませんが、力強い印象の写真となりました」と撮影の経緯を話した。
 特別賞以外の各賞は、原稿賞が関西学院大、写真賞は中央大、レイアウト賞に東洋大、企画賞は同志社大が選ばれた。

ジオン挨拶.jpg
     一面トップとなった写真の経緯を説明する川越さん

 式には、リオ五輪カヌーで銅メダルを獲得し、日本人初のカヌー競技メダリストとなった羽根田卓也選手がゲストとして招かれ、報知新聞記者と対談する形でトークを披露。各大学の学生たちにリオ五輪の思い出やスロバキアで修行した時のことなどを語った。羽根田選手はトークの後、学生記者たちとの記念撮影に気軽に応じていた。

webスポーツ新聞14号_ページ_1.jpg
中京大学スポーツ第14号 ※画像をクリックするとPDFが開きます。

2017/01/09

  • 記事を共有