大森達也学長補佐・総合政策学部教授、日本応用経済学会にて学術論文賞を受賞

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 大森達也総合政策学部教授(学長補佐)が日本応用経済学会の2015年度学術論文賞を受賞した。6月25、26日に広島大学東広島キャンパスで開催された同学会2016年春季大会で共著者の法政大学の北浦康嗣准教授(2008年本学経済学研究科修了)とともに表彰された。

 対象となった論文は応用経済学研究第9巻に掲載された“Treat the Earth:Natural Environment,Fertility,and Government in an Overlapping Generations Economy”。

 「環境は子孫から借り物である」というアメリカ原住民の言い伝えをヒントにして、自然環境は子孫への遺産の問題としてとらえ、政府が環境保全のために直接的に環境規制政策を行う、もしくは政府は人々への環境教育を通じて環境保全活動を行うとき、公的な環境政策が親世代の子どもの数の選択や自らの現役期の消費と引退期のための貯蓄行動に及ぼす影響を理論的に分析した。直接的な環境政策よりも環境教育を行うことを重視したとき、親世代は自らの消費を増やし、将来のことを考える親世代は子どもの数を減らそうとするが、自らの消費を享受できるために親世代の社会的な満足度は改善されることを明らかにしている。

 理論的な研究への貢献だけでなく、環境問題への政策的適用性が優れており、政府による直接的な環境政策と環境教育への公的投資を通じた環境改善政策を考察することによって、環境教育投資への意義について論じた独自性が評価され、受賞に至った。

 

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授賞式の大森教授

 大森教授は「今後も研究を進め、中京大学の教育に反映できるように精進していきたい。」と受賞の喜びを語った。

 

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 受賞の楯 応用経済学研究第9巻

 

2016/07/01

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