中日新聞社との寄付講座「報道の現場から」の覚書締結
文学部、経済学部の学生が記者、デスクから報道の在り方学ぶ

 本学と中日新聞社は4月8日、日本の発展や地域社会に貢献する人材の養成を目的に、提携事業として寄付講座に係る覚書を締結した。中日新聞社が大学と寄付講座に係る覚書を結ぶのは本学が初めて。

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覚書に調印した安村学長(右から2人目)と小出社長(同3人目)。梅村理事長(右端)、臼田編集局長(左端)も同席した。


 寄付講座は、2015年春学期(4-7月)の専門科目『特殊講義Ⅲ「報道の現場から」』として開講。編集局の記者やデスクから、①情報を集める②人脈を築く③真実を見極める④文章にまとめる、などのスキルとともに、報道の最前線を学ぶ。文学部(言語表現学科)52人と経済学部205人の計257人が受講を予定している。

 調印式で梅村清英理事長は「学園創立者の梅村清光先生が中日新聞の前身の新愛知新聞で教育担当の記者として働いて以来の縁。1世紀を経て寄付講座として結実した。学生が幅広く学ぶことを期待したい」と述べた。

 小出宣昭・中日新聞社社長は「新聞社としてもこれだけの規模で開講するのは初めて。第一線の記者やデスクを選んだ。時代の流れをつかむにはスマートフォンだけでなく新聞は必須。学生の期待に応える講義を展開したい」と抱負を述べた。

 安村仁志学長は「これまでもドラゴンズプロジェクトやウイメンズマラソンでのボランティアなど中日新聞社と本学との関わりは深い。学生には講座を通じて社会との接点を持ってほしい」と期待を示した。寄付講座は「特ダネを追って」「政治家との距離」「大震災の現場で」「スポーツ取材の光と影」「ニュース価値をいかに判断するか」などのテーマで15回行われる。学生たちは内外の様々な情報や、報道の在り方について理解を深めていく。

2015/04/08

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