初の学内公募型コンテスト
旅行商品開発プロジェクト説明会に29グループ95人
JAL・名鉄観光サービスと連携

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JALの山本マネジャーの話を聞く学生たち 学生に説明を行う名鉄観光の窪田さん
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 本学初となる学内公募型のコンテスト「JAL(日本航空)・名鉄観光サービスとの産学連携による旅行商品開発プロジェクト」が9月からスタートした。10月8日の事前説明会には29グループ、95人の学生たちが参加し、主旨や企画書の作成方法、スケジュールなど詳細を確認した。

 企画する旅行商品はJALの「わく旅キャンペーン 名古屋―バンコク線」。付加価値やテーマ性があり、顧客がわくわくする旅の開発で、最優秀に選ばれた企画は、来年7月以降に商品化されることが決定している。

 JALの山本達也統括マネジャーは「『中部地区の人が行きたくなるタイ』がテーマです。学生の皆さんにとっては商業活動の実践教育の場に、私たち航空会社にとっては旅行業界の活性化につなげる場になります。多様な学部で学んでいる皆さんの知恵を絞って、お客様に受け入れられる商品を開発してください」と期待を込めた。

 タイ国政府観光庁の森井英二マーケティングマネージャーはDVDの映像も交えて「タイは微笑みと驚きの国。大変な親日国でもあります。物価が安く、食・歴史・文化・自然など観光素材が豊かで、海外から高い人気を得ています」と観光地としての魅力を紹介した。

 名鉄観光サービスの窪田陽子海外旅行部課長は「わく旅は、夢と気分とHAPPYといった形のない『わくわく』を売ります。旅行プランナー、旅行セールスマンになったつもりで、現地の魅力(外国人にとって宝と成り得るもの)を誰に売るのかをじっくり練ってください」と企画に求める内容を説明した。また、採点基準(付加価値とテーマ性40点、タイトルとキャッチフレーズ30点、実現性10点、企画書の作成・提案力10点、販売促進の企画力10点)も示された。

 学生の実践力を培う場になることが期待される同プロジェクトは、応募資格は中京大生(1~3年)の全員。ゼミ、クラブ、旅行業界への就職希望者、その他有志など、3人以上のグループで企画案を作成し、11月28日までに応募。一次選考(12月16日)を通過したグループは、JAL・名鉄観光サービスのアドバイスを受けながら企画のブラッシュアップを図り、最終プレゼン(3月末)に臨む。

 説明会に参加した国際教養学部の学生は「授業で旅行企画を行ったことがあり、その経験や反省点を生かしたい。”おもてなしの国”タイは調べがいがある」と意欲的に話す。旅行業界への就職を希望している3年生でグループを組んだ学生は「一次選考を通過すると、JALや名鉄観光サービスの職場を訪問し、質疑応答をする機会もあると聞き、胸が躍る。夢のある企画で一次突破を狙いたい」と強い決意を語った。

 JALのわく旅キャンペーン産学連携プロジェクトには、名古屋市立大学、金城学院大学なども取り組んでいる。中京大生の明るく元気な性格や、豊かな発想力、行動力を生かした、他大学と一味違う、魅力のある商品開発が期待される。

2014/10/09

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