本学理系の学生43人が学会で発表
他大学の学生や教員1,200人と研究交流

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学会で研究成果を発表する本学学生 他大学の学生らの質問に回答する本学学生

 本学理系の学生43人(学部生および大学院生)が989日、名古屋キャンパスで開かれた電気・電子・情報関係8学会合同の東海支部連合大会で、研究成果を発表し、他大学の学生や教員、約1,200人と研究交流を行った。一つの大学の学生が一度に40人以上も学会発表するケースは珍しい。

 本学学生たちはオーラルセッション、ポスターセッションで、「タイヤ外面検査のための照明条件の実験的検討」、「オリンピック史料データベースシステムにおける書簡分析システムについて」、「レスキューロボット訓練用マップにおける障害物の難易度調査」など、豊かで安全な社会を目指す研究の成果を披露した。今大会全体の論文数は563本、開催校となった本学からは学生と教員合わせて43本が投稿された。

 研究紹介のポスター前で他大学の学生や教員からの質問に答えていた豊田和貴さんと帷子勝也さん(情報理工学部4年)は、「学会発表は初めて。直前まで想定質問の準備はしてきたが、先生方の質問は鋭く、想定の範疇を越えていた。より詳細な実験などを行い、しっかりと答えられるようにしていきたい」と意欲的に語った。秋月秀一さん(情報科学研究科博士2年)は、「普段、話を聞くことのできない他大学の先生から、視点の違う意見をいただいた。研究を改良する参考になった」と成果を話していた。

 本学の学部生と大学院生31人はスタッフとして、発表の進行係や教員のフォロー、教室の設備の整備など運営にも携わった。大会実行委員長の輿水大和教授は、「学生たちも非常に意欲的で、昨年の約3倍にあたる43件の研究発表をした。発表に加え、学術的な催しの運営に参加でき、いい経験になったのでは」と話している。

 同大会の本学開催は、工学部、とくに電気電子工学科開設(20134月)を記念して、同学科所属教員の積極的な働きかけにより実現した。懇親会では、梅村清英・本学園理事長、北川薫・本学学長が、電気電子の研究分野で一層協力を図っていきたいと挨拶した。

2014/09/10

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